レンタカー会社の選び方!大手と格安の違いを条件で比較

こんにちは。UNOWNED でレンタル・サブスクを調べているいつきです。

レンタカーを借りようとして、会社の多さに手が止まったことはありませんか。トヨタやニッポンといった名前を知っている大手もあれば、半額近い料金を出している格安系もある。どちらを選べばいいのか、料金表だけを見比べても答えが出てきません。

各社の公式サイトを読み込んでいくと、料金以外のところに大きな差があることが分かりました。とくに補償の中身です。基本料金に何が含まれていて、事故のときに自分がいくら払うのか。ここが会社によってまったく違います。

この記事では、大手と格安それぞれの公式情報を並べて、旅程の条件からどちらを選ぶべきかを判断できる形にします。知名度や料金の安さではなく、自分の使い方に必要な条件から絞っていきますね。

  • 大手と格安で料金がどれくらい開くのかと、その理由
  • 基本料金に含まれる補償の範囲が会社ごとに違うこと
  • 乗り捨てや走行距離など旅程の条件から会社を絞る手順
  • 予約する前に確認しておきたい加入条件
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大手と格安のレンタカーは何が違うのか

格安レンタカーはガソリンスタンドや整備工場の既存インフラを活用し、大手は自社整備網と主要空港・駅の立地に投資していることを写真つきで並べたスライド
格安と大手のレンタカーは事業モデルが違う

まずは全体像から整理します。大手と格安は同じ「レンタカー」ですが事業の作り方から違っていて、軽自動車の24時間料金で2,200円から7,700円まで3倍以上の開きが出ます。

安さの理由は仕組みにあります。格安系の公式案内によると、ガソリンスタンドや整備工場の既存インフラを活用することでコストを削減し、12時間2,525円からという価格を実現しているとのこと。対して大手は自前の整備網を持っていて、トヨタレンタカーの公式サイトには全国約4,500ヶ所のトヨタテクノショップなどでメンテナンスを行っていると記載があります。店舗網の性格も違い、ニコニコレンタカーが全国47都道府県に1,500店舗、トヨタレンタカーが全国1,100ヶ所。母体の違いが立地にも表れます。

この章では、料金の差がどれくらい開くのか、格安が安い仕組み、そして店舗網の広さと立地の違いを確認します。

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料金の差はどれくらい開くか

最初に見ておきたいのが料金の幅です。各社の公式料金表から、軽自動車クラスの24時間料金を並べてみます。

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会社 クラス 24時間の基本料金(税込)
ガッツレンタカー A-1(2ドア軽自動車) 2,200円
ガッツレンタカー A-2(4ドア軽自動車) 3,190円
ニコニコレンタカー Kクラス(12時間・アプリ料金) 2,420円
スカイレンタカー SKクラス(軽自動車) 6,710円
Jネットレンタカー J1スモール 7,700円

いちばん安いガッツレンタカーのA-1と、Jネットレンタカーの J1スモールでは3.5倍の開きがあります。同じ「軽自動車を1日借りる」でも、これだけ違うわけですね。

ただし、これは基本料金だけの比較です。実際の支払いには補償やガソリン代も乗ってくるので、費用の全体像はレンタカー料金の内訳を項目ごとに分解した記事で確かめておくと予算のずれが減ります。

ただしこの表は基本料金だけを並べたものです。補償やオプションを足すと差の見え方が変わるので、あくまで出発点として見てください。料金表の数字を比べるのは最初の一歩でしかない、というのが調べていて分かったことです。

試しに、免責補償を足した1日あたりの支払いを計算してみます。

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会社・クラス 24時間の基本料金 免責補償の加入料(1日) 合計 基本料金に対する補償の比率
ガッツレンタカー A-1 2,200円 1,100円 3,300円 50%
スカイレンタカー SK(本州・四国) 6,710円 1,100円 7,810円 約16%
スカイレンタカー SK(沖縄) 6,710円 1,650円 8,360円 約25%

いずれも各社の公式料金表に出ている税込の金額です。ここで見えてくるのが、補償の加入料は基本料金に比例しないという点。ガッツレンタカーのA-1なら、補償だけで基本料金の半額が上乗せされます。

つまり基本料金が安い会社ほど、補償を足したときの増え方が大きく感じられるわけです。3.5倍あった差が縮むわけではありませんが、「安い会社の総額」は基本料金の印象より高くなると考えておくと、予算のずれが減ります。

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格安が安いのは仕組みの違い

では、なぜ格安系はここまで安くできるのか。ニコニコレンタカーの公式サイトには、その理由が明記されています。

公式の案内によると、安さの理由は「ムダのない仕組み」で、ガソリンスタンドや整備工場の既存インフラを活用することでコストを削減し、12時間2,525円からという価格を実現しているとされています。専用の営業所を建てずに済むぶん、料金に乗せる固定費が小さくなるということですね。

ガッツレンタカーも同じ発想で、公式サイトでは「あなたの街の格安レンタカー」と案内されています。空港や主要駅ではなく、街なかの店舗を中心に展開する形です。

一方で大手は、設備そのものを強みにしています。トヨタレンタカーの公式サイトには、全国約4,500ヶ所のトヨタテクノショップなどでメンテナンスを行っていると記載があります。この整備網を維持するには相応のコストがかかり、それが料金に反映されている構図です。

つまり価格差は「品質の差」というより「事業モデルの差」という側面が大きい。格安だから雑、という単純な話ではないんですね。

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店舗網の広さと立地の違い

店舗数を見ると、大手と格安の性格の違いがはっきりします。

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会社 公式が案内している店舗数 立地の特徴
ニコニコレンタカー 全国47都道府県に1,500店舗 駅チカ・空港周辺・24時間営業店舗
トヨタレンタカー 全国1,100ヶ所 主要空港・主要駅からの乗り換え

数だけ見るとニコニコレンタカーのほうが多いのですが、ここは中身が違います。トヨタレンタカーの公式サイトでは「主要空港、主要駅からの乗り換えも楽にできる」と案内されていて、大手の店舗網は交通の結節点に厚いのが特徴です。

ニコニコレンタカーも公式に「駅チカ・空港周辺の店舗や24時間営業店舗」と案内していますが、母体がガソリンスタンドや整備工場なので、住宅地や幹線道路沿いにも広く散っています。

営業時間の考え方も違います。ニコニコレンタカーは公式に「24時間営業店舗」があると案内していて、母体がガソリンスタンドの店舗なら深夜の出発にも対応できる形です。大手の空港店は空港の運用時間に合わせるので、早朝便や最終便の時間帯は店舗ごとに条件が変わります。

ニコニコレンタカーは口コミの振れ幅が大きい会社でもあります。安さの仕組みと店舗ごとの差については、評判が最悪に振れる理由を整理した記事で詳しく見ていますよ。

この違いは、旅行の入り方で効いてきます。飛行機や新幹線で着いてすぐ乗るなら大手の空港店・駅前店が動線として短く、自宅の近所で借りて出発するなら格安系の街なか店舗のほうが取りやすい。どちらが優れているかではなく、どこから乗り始めるかで向き不向きが決まります。

大手と格安を同じ画面に並べてみる
どの会社が候補に入るかは、出発地と日付を入れてみないと分かりません。じゃらんレンタカーは人気レンタカー会社の料金をまとめて比較できる予約サイトなので、大手と格安が同じ条件でいくらになるのかを一度に確かめられます。

じゃらんレンタカーで各社の料金を見比べてみる

差が最も大きいのは補償の範囲

対人・人身傷害、対物、車両補償の3項目でニッポンレンタカーとガッツレンタカーの公式条件を並べ、車両補償の有無に差があることを示した比較表のスライド
大手と格安の補償範囲を項目別に比較

ここからが本題です。各社の公式サイトを読み比べて、いちばん驚いたのが補償の差でした。料金の3倍差より、こちらのほうが金額の影響が大きくなる場面があります。

ニッポンレンタカーの公式サイトでは、基本料金に含まれる車両補償が「1事故につき車両時価額まで(免責額5万円または10万円)」と案内され、お客様負担額は自走可能な場合が上限50,000円、自走不可能な場合が上限100,000円と定められています。レッカーも規定があって、事故により自走不能もしくは法令により走行が禁じられた状態となった場合、レッカー費用は15万円を限度として補償すると記載。さらに安心コースには5つの無料ロードサービスが付帯します。ここが基本料金に含まれるかどうかで、事故時の負担が数万円変わります。

この章では、車両補償の有無で自己負担がどう変わるか、レッカーとロードサービスの扱い、そしてNOCと免除制度の違いを比べます。

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車両補償があるかないかで自己負担が変わる

結論から言うと、基本料金に車両補償が含まれている会社と、含まれていない会社があります。

ニッポンレンタカーの公式サイトでは、基本料金に含まれる車両補償が「1事故につき 車両時価額まで(免責額5万円または10万円)」と案内されています。事故で車を壊した場合、免責額だけ払えば残りは保険でカバーされる形です。

一方、ガッツレンタカーの保険内容の表を見ると、車両補償の欄には「加入なし」と記載があります。そのうえでお客様負担額が、自走可能な場合は上限50,000円、自走不可能な場合は上限100,000円と定められています。

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項目 ニッポンレンタカー(大手) ガッツレンタカー(格安)
対人補償 1名につき無制限 無制限
対物補償 安心コース無制限/標準コース3,000万円(免責5万円) 無制限(免責額50,000円)
人身傷害補償 安心コース5,000万円/標準コース3,000万円 1名につき3,000万円
車両補償 車両時価額まで(免責5万円または10万円) 加入なし(自走可能上限5万円/自走不可上限10万円が自己負担)

対人・対物・人身傷害はどちらも手厚く、ここに大きな差はありません。差が出るのは車両補償の一行だけです。ただしこの一行が、事故のときに数万円の違いになります。

どちらの会社も、この自己負担を消す制度を用意しています。ニッポンレンタカーのCDW(車両・対物事故免責額補償制度)は加入料1,100円から2,200円/日(税込)、ガッツレンタカーのCDWは24時間1,100円(税込)です。格安を選んでも、補償を足せば大手と近い水準にはできるということですね。

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レッカーとロードサービスの扱い

次に見たいのが、車が動かなくなったときの費用です。ここは公式サイトの記載がはっきり分かれます。

ニッポンレンタカーの補償案内には、事故により自走不能もしくは法令により走行が禁じられた状態となった場合、レッカー費用は15万円を限度として補償すると記載されています。さらに安心コースには、5つの無料ロードサービスも付帯。

ニッポンレンタカーの安心コースに含まれる無料ロードサービス(公式の案内より)
・タイヤ周りのトラブル(スペアタイヤ交換作業・パンク時のタイヤ代・ホイールキャップ代)
・バッテリー上がり時の再始動
・ガス欠時の補給(10Lまで・1貸渡につき1回)
・キー閉じ込め時の開錠(一般シリンダーキーのみ)
・脱輪時の引き上げ(1貸渡につき1回)
※一部離島では提供できない場合があるとされています。詳しい条件は公式サイトをご確認ください。

対してガッツレンタカーの保険・補償ページには、NOCの説明のなかに「レッカー代はお客様負担となります」と明記されています。同じ「自走できなくなった」場面でも、負担する側が逆になるわけです。

遠出をするほど、この差は大きくなります。レッカーが必要になる場所が遠いほど費用は上がるので、山間部や離島を走る予定があるなら、ここは料金差より優先して見る価値があります。

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NOCと免除制度の違い

もうひとつ、NOC(ノンオペレーションチャージ)という費用があります。事故や汚損で車の修理が必要になったとき、その車を貸し出せない期間の営業補償として請求されるものです。

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会社 自走して返却できた場合 自走できない場合 NOCを免除する制度
ニッポンレンタカー 2万円 5万円 ECO(440円/日・税込)で免除
ガッツレンタカー 30,000円 50,000円 CDW加入でも免除されない

金額そのものはほぼ同じです。違うのは免除する手段があるかどうか。ニッポンレンタカーには440円/日でNOCを免除するECOという制度がありますが、ガッツレンタカーの公式サイトには「CDWにご加入いただきますと、上記記載の1事故あたりのお客様負担額が免除されます。ただし、NOCは免除されませんのでご注意ください」と記載されています。

この差がどれくらいの金額になるのか、公式に出ている数字だけで最悪のケースを積み上げてみましょう。事故を起こして自走できなくなった、という想定です。

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想定 対物・車両の自己負担 NOC レッカー 合計の目安
ガッツレンタカー(CDW未加入) 対物5万円+車両10万円 5万円 自己負担(実費) 20万円+レッカー代
ガッツレンタカー(CDW加入) 免除 5万円 自己負担(実費) 5万円+レッカー代
ニッポンレンタカー(CDW+ECO加入) 免除 免除 15万円を限度に補償 0円(限度内の場合)

各社の公式サイトに記載されている条件から組み立てた目安です。実際の請求は事故の内容や約款の適用によって変わりますし、重過失と判断された場合は別の扱いになります。それでも制度の有無だけで数万円から20万円の幅が生まれることは読み取れます。

1日あたりで見れば、ニッポンレンタカーのCDWとECOを両方足しても1,540円から2,640円ほど。1日1,500円前後で20万円のリスクを消せると考えると、遠出のときは足しておく判断がしやすくなりますね。

◆いつきのメモ

補償を比べるときは「入れる制度が何種類あるか」を見るといいかなと思います。免責額を消す制度、NOCを消す制度、ロードサービス。この3つが全部そろっているかどうかで、最悪のケースの支払いが変わります。1日あたり数百円の差なので、遠出の予定なら足しておくほうが気持ちも楽ですよ。

旅程の条件から会社を絞る

補償の違いが分かったところで、実際の絞り込み方に進みます。ここは「どこが安いか」ではなく「自分の旅程に必要な機能があるか」で見ていきます。効くのは乗り捨て・走行距離・車種の3つです。

ニッポンレンタカーの乗り捨ては営業所間の距離で課金される仕組みで、10kmごとに乗用車880円、ワゴン車・トラック1,100円(いずれも税込)、営業所間20km未満なら無料とされています。走行距離の制限も見落とせません。ガッツレンタカーの公式サイトには24時間で300km、1週間(7日間)で1,500km、1ヶ月(30日間)で3,000kmという上限があり、超過分は1kmあたり11円(税込)の加算。長距離を走る旅程なら、この規定の有無が総額を左右します。車種と年式にこだわる場合も差が出ます。

この章では、乗り捨て・走行距離・車種という3つの条件から、会社を絞り込む方法を見ていきます。

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乗り捨てをするかどうか

片道だけ車を使いたい場合、乗り捨て(ワンウェイ)に対応しているかが最初の分岐点になります。ここは大手が強い領域です。

ニッポンレンタカーの公式サイトでは、乗捨手数料が営業所間の距離で計算されると案内されています。10kmごとに乗用車880円、ワゴン車・トラック1,100円(いずれも税込)で、営業所間の距離が20km未満の場合は無料とされています。沖縄本島内も無料です。

トヨタレンタカーにもワンウェイシステムがありますが、公式の注意書きには使えない区間が明記されています。北海道と本州・四国・九州の間、そして沖縄県と沖縄県以外の都道府県の間は対象外。バスも利用できず、あらかじめ申し込みが必要とされています。

乗り捨てを前提に旅程を組むなら、会社選びの前に「その区間が対応しているか」を確認してください。海を越える区間は大手でも対象外になることがあり、公式サイトにも「一部車種、ならびに一部営業店舗では、ご利用いただけない場合もあります」と記載されています。予約が取れてから気づくと、行程そのものを組み直すことになります。

格安系は、乗り捨てを標準サービスとして案内していない会社が大半です。街なかの独立した店舗を軸にしているので、車を戻す仕組みを持ちにくいという事情ですね。片道利用が確定しているなら、その時点で候補は大手に寄ると考えておくと迷いません。

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走る距離が長いかどうか

次に確認したいのが、走行距離の制限です。これは料金表には出てこないのに、総額を左右します。

ガッツレンタカーの公式サイトには走行距離制限の規定があり、24時間で300km、1週間(7日間)で1,500km、1ヶ月(30日間)で3,000kmが上限とされています。超過分は1kmあたり11円(税込)の加算です。

距離制限を含めたガッツレンタカーの条件は、24時間2,200円に付いてくる条件をまとめた記事のほうで細かく確認しています。

公式サイトには距離の目安も示されていて、全て高速を使用した場合として名古屋市内から大阪市内まで約180km、福岡市内から長崎市内まで約160km、東京都内から舞浜まで約30kmという例が挙げられています。

名古屋から大阪を往復すると約360km。これだけで24時間の上限を超える計算です。60kmの超過で660円なので致命的ではありませんが、観光地を回るとさらに積み上がります。

一方でニッポンレンタカーの利用案内には、走行距離制限に関する記載が見当たりませんでした。走る距離が読めない旅程では、制限のない会社を選ぶほうが計算が楽になります。逆に市内の買い物や送迎なら、300kmを超えることはまずないので気にしなくて大丈夫です。

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車種や年式にこだわるか

「格安は古い車が出てくるのでは」と心配する声をよく見かけますが、これは会社によります。

ニコニコレンタカーの公式サイトには、登録から4年未満の新しいクルマを多数導入していて、追加料金は0円と案内されています。あわせて、利用のたびに24項目の車両点検と車内外の清掃・除菌を行っているとも記載があります。格安=古い車、とは限らないということですね。

一方で、車種を指定できるかは別の話です。ガッツレンタカーの公式サイトには「車種の指定は不可となります。(プランによっては指定されているものもございます。)」「上記の車種とは異なる(同クラス又は上位クラス)車種のご用意となる場合もございます」と明記されています。

Jネットレンタカーの料金表にも、同じ趣旨の注記が置かれていました。つまりクラスは選べても、実際に出てくる車は当日まで分からないのが一般的です。

トヨタレンタカーは公式サイトで保有台数No.1と案内していて、乗用車からトラックまで多彩なラインナップを用意しているとされています。特定のボディタイプが必要な場合や、大人数・大荷物で車格を落とせない場合は、選択肢の多い大手のほうが希望に近づけやすいかなと思います。

もうひとつ、装備をオプションで足せるかも見ておきたいところです。ガッツレンタカーの公式サイトには、ETC車載器・カーナビが24時間それぞれ550円(税込)、スタッドレスタイヤが24時間1,100円(税込)と案内されています。1週間・1ヶ月の区分もあり、スタッドレスなら1週間3,300円、1ヶ月6,600円です。

ただし同じページには「取り扱いオプションは店舗によって異なります。詳細は各店舗までお問い合わせください」という注記もあります。料金表に載っていても、その店舗で扱っているとは限らないということですね。

冬の東北や北海道でスタッドレスが必須になる旅程だと、ここは会社選びより先に「その店舗にあるか」の問題になります。季節装備が要る旅程は、予約前に店舗へ直接確認するのが確実です。雪道の走行に関わる部分なので、装備の有無は自己判断せず必ず店舗に問い合わせてください。

補償を含んだ金額で比べたいとき
この記事で見てきたとおり、基本料金だけを並べても総額の順位は決まりません。たびらいレンタカー予約は、カーナビ・免責補償・ETC車載器・消費税を含んだ表示価格になっていると案内されているので、補償を足したあとの金額で会社を比べられます。

たびらいレンタカー予約で補償込みの総額を確かめる

予約する前に確認しておくこと

最後に、会社を決めたあとで「使えなかった」となりやすい条件を挙げておきます。とくに重いのが、補償そのものに加入できない条件があることです。

どれも公式サイトには書いてあるのですが、料金比較のときには目に入りにくい部分なんですね。ガッツレンタカーの公式によると、CDWに加入できないのは自動車運転免許を取得して1年未満の方、21歳未満・70歳以上の方、過去に同社で事故を起こした方など。加入できないまま事故が起きれば、自己負担の上限5万円から10万円はそのまま残るという意味になります。若いドライバーや高齢のドライバーが運転する予定なら、料金より先にここを確認すべきということですね。

この章では、補償に加入できない条件をはじめ、予約する前に確認しておくべき項目を整理します。

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補償に加入できない条件がある

免責額を消すCDWは、誰でも入れるわけではありません。ガッツレンタカーの公式サイトには、加入できない条件が具体的に列挙されています。

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CDWに加入できない条件(ガッツレンタカー公式より)
自動車運転免許を取得して1年未満の方
21歳未満、70歳以上の方
過去にご契約店、その他のガッツレンタカーのレンタカーで事故を起こされたことがある方
その他、ご契約店が不適当と判断した場合

免許を取ったばかりの学生さんや、70歳を超えた方は、この会社では免責補償に入れないことになります。加入できないまま事故が起きれば、自己負担の上限5万円から10万円はそのまま残るという意味ですね。

ニッポンレンタカーのCDWにも「借受人および貸渡し時にお申し出いただいた運転者が過去に事故があり当社が不適当と認めた場合は加入をお断りすることがございます」という条件がありますが、年齢による一律の線引きは公式の案内に見当たりませんでした。

また、貸渡手続きのあとから加入することはできない点も両社に共通しています。補償は現地で足せないので、運転する人の条件は予約前に確認しておいてください。複数人で運転する場合は、全員が条件を満たしている必要があると案内されています。

もうひとつ、重過失事故の扱いも見ておきたいところ。ガッツレンタカーの公式サイトには、重大な過失により事故を発生させた場合、CDWの適用除外としたうえで、対物免責金・車両補償金・NOCに加えて重過失違約金200,000円を請求すると記載されています。例として挙げられているのは、居眠りや30km/h超の速度超過でした。

もうひとつ、予約を取り消すときの手数料も会社差が大きい部分です。日程が固まりきっていないなら、ここも先に見ておく価値があります。

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会社 7日前まで 当日以降のキャンセル料 手数料の上限
Jネットレンタカー 無料 基本料金の50% 6,600円(税込)
バジェット・レンタカー
※2026年4月1日以降の予約分
無料 基本料金の100% 15,000円(非課税)

どちらも公式サイトに記載されている条件です。7日前までが無料という点は共通していますが、当日キャンセルの負担は50%と100%で倍の差があり、上限額も2倍以上違います。

天候に左右される旅程や、仕事の予定が動く可能性があるなら、料金の安さよりこちらを優先したほうが結果的に安く済むかもしれません。1週間前がキャンセル料の発生する共通の目安と覚えておくといいかなと思います。

車を借りるかどうかを迷っている段階なら、そもそも所有と借りるののどちらが安いかを計算しておくと判断が早くなります。年間の費用感は軽自動車と普通車の維持費を税金・保険・車検まで分解した記事で整理しています。

レンタカー会社の選び方に関するよくある質問

格安レンタカーは安全性に問題がありますか?

公式に案内されている整備体制を見るかぎり、格安だから点検が甘いという構図にはなっていません。ニコニコレンタカーは利用のたびに24項目の車両点検と車内外の清掃・除菌を行っていると案内しており、登録から4年未満の新しいクルマを多数導入しているとも記載しています。ガッツレンタカーも対人無制限・対物無制限の自動車保険に自動加入していると案内しています。ただし基本料金に含まれる補償の範囲は会社ごとに違うため、契約前に各社の公式サイトで補償内容を確認してください。

乗り捨てをしたい場合はどこを選べばいいですか?

乗り捨て(ワンウェイ)を標準サービスとして案内しているのは大手です。ニッポンレンタカーは乗捨手数料を営業所間の距離で計算し、10kmごとに乗用車880円、ワゴン車・トラック1,100円(税込)、営業所間20km未満は無料としています。沖縄本島内は無料です。トヨタレンタカーにもワンウェイシステムがありますが、北海道と本州・四国・九州の間、沖縄県と他都道府県の間は利用できないと明記されています。区間ごとに可否が変わるので、旅程を確定する前に公式サイトで確認してください。

走行距離制限のある会社とない会社はどう見分けますか?

公式サイトの料金ページに「走行距離制限」の項目があるかどうかで判断できます。ガッツレンタカーは24時間300km、1週間1,500km、1ヶ月3,000kmという上限を公式に定めていて、超過分は1kmあたり11円(税込)が加算されます。ニッポンレンタカーの利用案内には走行距離制限の記載が見当たりませんでした。会社ごとに扱いが違うので、遠出をする予定なら、料金表と一緒に距離の規定も見ておくと総額の予測が立てやすくなります。

免許を取ったばかりでも借りられますか?

借りること自体はできますが、免責補償に加入できない場合があります。ガッツレンタカーのCDWは、自動車運転免許を取得して1年未満の方、21歳未満・70歳以上の方は加入できないと公式に明記されていました。この場合、事故の際の自己負担は自走可能で上限50,000円、自走不可能で上限100,000円がそのまま残る形になります。年齢や免許歴の条件は会社ごとに違うため、運転する方全員の条件を予約前に各社の公式サイトで確認してください。

結局どこが一番おすすめですか?

旅程の条件によって答えが変わるため、一社に絞ることはできません。判断の軸は3つです。乗り捨てをするか、走行距離が長いか、補償をどこまで手厚くしたいか。この3つがすべて「必要」なら大手が向いていますし、市内の短時間利用でどれも当てはまらないなら格安系のほうが総額は下がります。まず自分の旅程を3つの軸に当てはめて、条件を満たす会社だけを比較対象にするのが確実です。

まとめ|条件から選ぶレンタカー会社

乗り捨ての有無・走行距離の制限・運転者の条件・必要な補償の範囲という4ステップで会社を絞り込む手順を横並びで示したスライド
旅程の条件からレンタカー会社を選ぶ4つの手順

ここまで、大手と格安それぞれの公式情報を並べてきました。要点を整理します。

料金だけを見れば、軽自動車の24時間で2,200円から7,700円まで3.5倍の開きがあります。ただしその差を作っているのは事業モデルの違いで、格安系は既存インフラの活用で固定費を抑え、大手は整備網と店舗網に投資している、という構図でした。

そして料金以上に差が出るのが補償です。基本料金に車両補償が含まれる会社と、含まれない会社がある。レッカー代を会社が負担する会社と、利用者が負担する会社がある。NOCを免除する制度がある会社と、ない会社がある。最悪のケースの支払いは、ここで数万円変わります。

選ぶときの順番は、こう整理できます。

  1. 乗り捨てをするか:するなら大手。区間ごとの可否を先に確認する
  2. 走行距離が読めるか:長距離や周遊なら距離制限のない会社へ
  3. 運転する人の条件:免許歴1年未満・21歳未満・70歳以上がいるなら、加入できる補償がある会社を選ぶ
  4. 補償をどこまで足すか:免責額・NOC・ロードサービスの3つがそろうかを見る
  5. ここまでを満たす会社だけで料金を比較する

この順番で絞ると、比較する会社は自然と2〜3社まで減ります。最初から全社の料金表を並べるより、ずっと早く決まるはずです。

候補が2〜3社まで絞れたら、次はその会社で使える割引を探す番です。早割や会員料金は併用できないことが多いので、選び方は割引の適用条件を整理した記事にまとめました。

知名度で選ぶ必要はありませんが、料金の安さだけで選ぶのも危ういというのが、公式情報を読み比べた結論でした。自分の旅程に必要な条件を先に決めて、それを満たす会社の中でいちばん安いものを選ぶ。この順番であれば、あとから困ることは減らせるかなと思います。

なお、この記事で挙げた料金・補償・条件は、記事作成時点で各社の公式サイトに公開されている情報にもとづく内容です。改定されることがありますので、正確な情報は各社の公式サイトをご確認ください。契約や補償の適用範囲について判断に迷う場合は、最終的な判断は各社の担当者にご相談ください。