カリトケは詐欺?評判・審査・トラブルの実態を徹底調査

こんにちは。UNOWNED でレンタル・サブスクを調べているいつきです。

高級腕時計を月額で借りられるカリトケに興味を持ったものの、検索窓に「カリトケ」と入れたら「詐欺」という候補が出てきて手が止まった。数十万円の時計を預かる仕組みだけに、慎重になるのは当然だと思います。

結論を先にお伝えします。

カリトケは古物商許可を受けて営業している実在の事業者で、「詐欺」という検索候補が出るのは別会社の事件と混同されているためです

ただし、まったく問題がないわけでもありません。

口コミを読み込むと、本当に注意すべきなのは「審査」と「破損時の負担」だと分かりました。

この記事では、公式の会社概要・特定商取引法に基づく表記・保証規定という一次情報と、口コミサイトの投稿を突き合わせて整理しています。私が契約したわけではないので、根拠は公開されている情報だけです。

不安の中身を切り分けると、確かめるべきことは4つに整理できました。

  • カリトケの運営会社と許認可の実態
  • 「詐欺」と検索される背景にある別会社の事件
  • 口コミで最も多い審査落ちの中身
  • 破損したときに負担が数十万変わる仕組み

カリトケは詐欺なのか

まず、事業者としての実態を確認します。ここは公開情報で確かめられる部分です。

運営会社と許認可を確認

カリトケの公式サイトには会社概要と、特定商取引法・古物営業法に基づく表記が掲載されています。記載されていた内容を並べます。

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項目 公式に記載されている内容
運営会社 ななし株式会社
設立 2019年7月17日
所在地 〒531-0072 大阪府大阪市北区豊崎5-6-2 北梅田大宮ビル7F
代表取締役 小山 力也
古物商許可番号 大阪府公安委員会許可 第621130190021号
連絡先 info@karitoke.jp/06-6136-6490(平日10時〜17時)
取引先 昭和リース株式会社(SBI新生銀行グループ)
取引銀行 みずほ銀行、商工中金、日本政策金融公庫

注目してほしいのが古物商許可番号です。中古品を扱う事業には古物営業法にもとづく都道府県公安委員会の許可が必要で、番号が公開されているということは、警察の管轄下で営業していることを意味します(参考:大阪府警察 古物営業)。

古物商許可は、単なる届出ではありません。取得には申請者の身元確認があり、営業所ごとに管理者を置く義務、取引の相手方を確認する義務、帳簿を作成して保存する義務などが課されます。盗品の流通を防ぐための制度なので、誰が何を扱っているかを追跡できる状態が求められるわけですね。

もちろん許可があれば絶対に安心、という話ではありません。ただ、匿名で連絡先も分からない相手にお金を払うのとは、少なくとも次の点で決定的に違います。

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確認できること カリトケ 実体のない業者
法人名・代表者名 公開 不明または架空
所在地 公開(大阪市北区) 不明または実在しない住所
電話番号 公開(受付時間も明記) なし・メールのみ
行政の許認可 大阪府公安委員会の古物商許可 なし
特定商取引法の表記 あり ないか、内容が不備

怪しいサービスかどうかを見分けるときは、この5項目がそろっているかを最初に見るのが実務的です。カリトケはすべて公開されていました。

あわせて、特定商取引法に基づく表記に販売業者名・運営責任者・所在地・電話番号が明記されている点も確認できました。これらは実在の法人が法令にもとづいて開示している情報であって、匿名の相手にお金を振り込む類のものとは性質が違います。

取引先として昭和リース株式会社(SBI新生銀行グループ)が挙がっている点も、事業実態を測る材料になります。金融グループのリース会社が取引を継続しているということは、それなりの与信審査を経ているとみるのが自然でしょう。ただしこれは推測を含む読み方なので、判断材料のひとつとして扱ってください。

詐欺検索が生まれた背景

では、なぜ「詐欺」という言葉が並ぶのでしょうか。調べていくと、原因ははっきりしていました。2024年に別の腕時計シェアリングサービスで起きた事件です。

「トケマッチ」というサービスが2024年1月に突然停止し、預けた高級時計が返ってこないという被害が多数発生しました。運営していたネオリバース社の元代表はサービス終了を発表したあと海外へ出国し、2024年3月に逮捕状が出て国際手配されています。

その後の経過も押さえておきましょう。

報道によると、2025年12月26日、アラブ首長国連邦から帰国した元代表ら2人が詐欺の疑いで警視庁に逮捕されました

被害を訴えているのは全国で約650人、だまし取られた腕時計は約1,700本・総額28億円以上にのぼるとみられています。

このうち約1,300本が全国およそ110の質店や買取店で売却され、代金が暗号資産の購入やオンラインカジノ関連の口座へ流れていたとも報じられました(時事通信・日本経済新聞などの2025年12月の報道による)。

トケマッチ事件は現在も捜査・司法手続きの途中です

ここで挙げた被害人数・本数・金額はいずれも報道された捜査段階の数字で、今後の推移で変わる可能性があります。逮捕は有罪の確定ではありませんので、続報は各報道機関の一次記事でご確認ください。

腕時計のレンタルという同じジャンルで大きな事件が起きたため、「腕時計 レンタル 詐欺」という検索が急増し、同じジャンルの他社名にも波及したというのが実態に近いと思います。

要因はもうひとつあります。

口コミサイトを読み込んでいくと、低評価の投稿が特定のテーマに強く偏っていました。申し込んだのに審査で断られたという体験です。

理由が知らされないまま断られると、納得できない気持ちが残りますよね。

その感情が「怪しい」「詐欺では」という言葉になって書き込まれ、検索されていく流れは想像に難くありません。

つまり「詐欺」という語には、性質のまったく違う2つの話が混ざっています。

ひとつは別会社で実際に起きた刑事事件。もうひとつは、審査に落ちた人の不満でした。

前者は事実として重い一方、後者は詐欺とはまったく別の問題なんですね。

混ざったまま読むと判断を誤るので、この記事では切り分けて扱います。

◆いつきのメモ

検索候補は「その言葉が一緒に検索された回数」で出るので、事件と無関係でも同じジャンルの名前が巻き込まれます。候補に出た=疑いがある、ではありません。判断は運営情報と規約で確かめるのが確実です。

トケマッチ事件との違い

ここが最も大事な部分です。両者は名前が似ていて同じ腕時計レンタルですが、ビジネスモデルが根本から違います

借りる側と貸す側が逆

トケマッチはユーザーが時計を預ける仕組みで約1,700本・28億円以上の被害が出たのに対し、カリトケはユーザーが法人調達の時計を借りる側であることを図で比較したスライド
トケマッチ事件とカリトケの構造の違い

トケマッチで被害に遭ったのは、時計を「預けた」個人オーナーでした。自分のロレックスなどをサービスに預け、月々の報酬を受け取る仕組みです。その預けた時計が売却され、返ってこなくなったというのが事件の構造でした。

一方でカリトケを検討している多くの方は、時計を「借りる」側です。立場が逆なんですね。

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項目 トケマッチ(ネオリバース社) カリトケ(ななし株式会社)
被害に遭ったのは 時計を預けた個人オーナー
時計の調達 個人から預かって又貸し 90%以上が法人からの預かり
個人からの預かり 主力の仕組み 一部あるが新規受付は2022年5月に停止
個人オーナーへの支払い レンタルされた場合にのみ手数料を支払い
その後 2024年1月に停止。2025年12月に元代表ら2人が詐欺容疑で逮捕

借りる立場で使うかぎり、「預けた時計が返ってこない」というトケマッチ型の被害は構造的に起こりません。預ける資産がそもそも手元にないからですね。

とはいえ、借り手のリスクがゼロというわけでもないでしょう。何を失う可能性があるのかを先に並べておきます。

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借り手が負う可能性のあるもの 発生する場面
月額料金 利用中は毎月発生し、つけなかった月も課金される
修理費の自己負担 保証の対象外にあたる壊し方をしたとき
同等物の購入費用 紛失・盗難で時計が戻らなくなったとき
時間と手間 審査に通らず、別の手段を探し直すことになったとき

この4つはいずれも公式の規約とヘルプに書かれている範囲の話で、隠されているわけではありません。ただ、申し込む前にそこまで読み込む人は多くないと思うのですよ。以降のセクションでは、金額の目安まで踏み込んで確認していきます。

公式が説明した仕入れ構造

カリトケ自身も、報道を受けて公式サイトにお知らせを掲載していました。書かれていた内容を引用します。

「2024年2月上旬より、ネオリバース社が運営する『トケマッチ』に関する報道について、お客様やメディアからお問い合わせをいただくようになり」

「扱っている腕時計の90%以上は、業務提携先である昭和リース株式会社や、中古腕時計を扱うリユース事業者などの法人からお預かりしている

「個人の腕時計オーナー様よりお預かりしている商品も一部ありますが、新規の受付けは2022年5月に停止

「当該商品がカリトケのお客様にレンタルされた場合にのみ、当社は手数料をお支払いしております」

最後の一文が構造的に重要です。トケマッチは預かるだけで固定の報酬を払う仕組みだったとされ、レンタルされていなくても支払いが発生する設計でした。これは在庫が増えるほど資金繰りが苦しくなる構造です。

対してカリトケはレンタルされたときにだけ手数料を払うと説明しています。貸せていない時計に支払いが発生しないので、同じ形の資金繰り破綻は起きにくい設計だと読めます。しかも個人からの新規預かりは事件の2年近く前に停止していました。

なお、他社の高級品レンタルでも「借りる側のリスク」と「預ける側のリスク」は別物です。ブランドバッグのレンタルを調べたときも、条件は借り手側の負担で決まっていましたので、見るべきは規約の中身だと考えてください。

本当の注意点は審査にある

ここからが実態の話です。みん評でのカリトケの総合評価は2.76(25件)でした(2026年7月31日時点)。低評価の中身を読み込むと、内容は驚くほど一点に集中しています。

落ちた理由は開示されない

クレジットカード10枚保有や上場企業勤務でも審査に落ちた口コミがあり、落ちた理由は開示されないことを示したスライド
属性が良くても審査に落ちる・理由は非開示

低評価の大半が審査落ちに関するものでした。投稿されていた内容を整理します。

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投稿された状況 結果
クレジットカードを10枚ほど保有・滞納や借入なし 審査落ち(2020年4月の投稿)
大手勤務・所得あり・電話での本人確認にも対応 審査落ち(2023年9月の投稿)
ゴールドカードで登録・上場企業勤務・借入なし・給与明細も提出 審査落ち(2025年5月の投稿)
夫の名刺・社員証を提出(主婦としての申込) 否決(2025年7月の投稿)

投稿に引用されていた通知文はこうでした。「弊社の社内基準に基づき慎重に審査を行いましたが、この度はご契約を見送らせていただくこととなりました」「理由は規約に記載のとおり非開示とします」。落ちた理由は教えてもらえません。

また、申し込みの過程で電話による本人確認が入ったという投稿が複数ありました。10分ほどの聞き取りがあり、所有している時計について質問されたという記述もあります。さらに、本人確認書類を持った本人の写真を求められたという投稿もありました。

審査は「通る前提」で予定を立てない

数十万円の時計を貸し出す以上、事業者側が慎重になるのは理解できます。ただし利用者側から見ると、属性が良くても落ちることがあり、理由も分からないのが実情です。結婚式やイベントに間に合わせる目的なら、カリトケ一本に賭けず、代替手段も並行して考えておくほうが安全でしょう。

プランで必要書類が変わる

準備するものも、選ぶプランによって変わります。公開されている情報を整理すると、次のようになっていました。

いちばん安いcasualプランは本人確認書類だけで申し込める一方、それより上のプランでは勤務先の在籍を確認できる書類も求められるとされています。運転免許証、パスポート、住民票、在籍証明書などが提出対象に挙げられていました。

料金プランは月額で8区分あり、公式サイトの表示は次のとおりです。

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プラン 月額(税込) プラン 月額(税込)
casual 5,280円 executive1 26,180円
standard 9,020円 executive2 32,780円
premium 12,980円 executive3 38,280円
luxury 19,580円 executive4 49,280円

取扱いは50ブランド・1,300種類以上とされています。ただし口コミには「人気なものはほぼレンタル中だった」「レディースウォッチの取り扱いがかなり少ない」という指摘もありました。狙っている型番があるなら、申し込む前に在庫状況を見ておくほうが確実です。

もうひとつ、申し込む前に押さえておきたいのが年額換算の視点でしょう。月額表示だと安く見えますが、レンタルは払い切りではなく毎月続く支出です。1年続けた場合の総額を出しておきます。

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プラン 月額(税込) 12か月の総額 保証プラス込みの12か月
casual 5,280円 63,360円 76,296円
standard 9,020円 108,240円 121,176円
premium 12,980円 155,760円 168,696円
luxury 19,580円 234,960円 247,896円

保証プラス込みの列は、月額に1,078円を足して12倍しただけの単純計算です(長期割引は考慮していません)。こうして並べると、luxuryプランを保証込みで1年続けた場合の支払いは25万円近くに達すると分かります。月額の数字だけを見て判断すると、この規模感は見落としがちですね。

◆いつきのメモ

レンタルが得か損かは、月額の安さではなく「何か月使うか」で決まります。半年以内に卒業する見込みならレンタルが有利ですし、3年つけ続けたい1本が決まっているなら購入のほうが総額は小さくなるはずです。まず使用期間を仮置きしてから比べてみてください。

破損時の負担が分かれる保証

もうひとつ、金額の実害が大きい部分です。ここは知っているかどうかで数十万円変わります。

標準保証は通常使用まで

カリトケには申し込み不要で付く「安心キズ保証」があります。公式ページに書かれていた無償対応の範囲は次のとおりです。

  • 通常使用による軽微な擦り傷・打痕傷(風防は除く
  • 通常使用によるムーヴ内部の故障
  • クオーツ時計の電池交換
  • 革/ラバーベルトの破損・汚損

ポイントは「通常使用による」という限定です。落としたり強くぶつけたりした場合は、この標準保証の対象外になります。

言い換えると、標準保証がカバーするのは普通につけていれば自然に付く程度の傷までです。

袖口とこすれてケースに細かい線が入った、金属ベルトのコマの角が丸くなってきた、といったレベルですね。

腕時計は身につける道具なので、この範囲は避けようがありません。だからこそ無償で付いているのだと読めます。

問題は、その線をまたいだ瞬間に負担が跳ね上がることでしょう。

たとえば洗面台でベルトを外そうとして落とす、ドアの角にぶつける、自転車で転倒する。

どれも「うっかり」の範囲ですが、規約上は落下・衝撃に分類されて標準保証の外へ出ます。

しかも風防(文字盤を覆うガラス)は、通常使用の擦り傷であっても標準保証の対象から外れていました。

みん評には、こんな投稿がありました。

オメガの時計を借りて手を滑らせ、裏側のガラスを破損。「通常修理で大丈夫だろと思ってた」ところ、届いた請求書は34万円(当初は37万円)だったというものです。

投稿者は「ここの時計を借りるときは保証に入ることをお薦めします」と書いていました。

この34万円という金額は、月額5,280円のcasualプランなら5年ぶん以上、9,020円のstandardプランでも3年ぶん強に相当します。一度の落下で、数年ぶんの利用料が吹き飛ぶ計算になるわけです。

月千円で上限2万円になる

標準保証は落下・風防の傷が対象外で自己負担は全額(例34万円)、月額1,078円の安心キズ保証プラスなら対象で自己負担上限2万円になることを比較した表のスライド
標準保証と安心キズ保証プラスの負担比較

その「保証」が、有料オプションの安心キズ保証プラスです。公式に記載されていた内容を並べます。

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項目 標準の安心キズ保証 安心キズ保証プラス
月額 0円(申込不要で付帯) 980円(税込1,078円)
通常使用の軽微な傷 無償(風防を除く) 無償
落下や強い衝撃による傷・破損 対象外 対象
落下や強い衝撃によるムーヴ内部の故障 対象外 対象
リューズ等の部品の欠落・紛失・破損 対象外 対象
風防の擦り傷・欠け・損傷 対象外 対象
自己負担額 修理費の全額 修理費用の10%または上限2万円のいずれか低い金額

数字で見ると差は歴然です。仮に修理費が34万円かかった場合、標準保証のままなら全額が自己負担。プラスに加入していれば、10%の3万4千円と上限2万円を比べて低いほうなので2万円で済む計算になります。

月額1,078円の差で、最悪の場合の負担が34万円から2万円になるわけですね。高額な時計を日常的に身につけるなら、この差は保険として合理的だと思います。

紛失・盗難は保証の対象外です

公式には、保証対象外として「紛失・盗難による商品返却不能時の購入費用補償」が明記されています。紛失・盗難の場合は同等物の購入費用を負担することになり、警察への紛失届・被害届の提出も求められます。あわせて、レンタル中の商品の質入れや売却は禁止で、横領罪(刑法252条)または詐欺罪(246条)にあたる可能性があると公式に明記されています。

ほかに保証対象外とされているのは、ガラス内部の結露・水滴・曇り、香水などのにおい付着時の修復費用、磁気帯びによる部品代と修復費用でした。水回りと香水と磁気は、日常でうっかりやりがちな3つです。覚えておいてください。

借りる前に確認したい条件

最後に、申し込む前に決めておきたいことをまとめます。

審査に落ちる前提で日程を組んでください。属性が良くても落ちた投稿が複数あり、理由も開示されません。イベントの日が決まっているなら、少なくとも2週間以上の余裕を見るか、他の手段も並行して確保しておきましょう。

安心キズ保証プラスの要否を先に判断してください。月額1,078円で自己負担の上限が2万円になります。通勤や外出で毎日つける、旅行に持って行く、といった使い方なら加入を検討する価値があります。逆に自宅で数回つけるだけなら標準のままでも構いません。

在庫を先に見てください。人気モデルはレンタル中であることが多く、レディースの取扱いは少ないという指摘がありました。借りたい型番が決まっているなら、会員登録の前に商品ページで空き状況を確認するほうが早いです。

長期割引の条件を確認してください。公式には3か月・6か月・12か月の継続利用を条件とする長期割引コースの案内があります。安くなる代わりに期間の縛りが生まれるので、続ける自信がある場合だけ選んでください。

解約のタイミングを理解しておきましょう。特定商取引法に基づく表記には、レンタルの解約は「すべてのレンタル商品を弊社まで返却いただき、弊社が商品の検品を完了した時点」と書かれています。返送しただけでは終わらず、検品完了までが1サイクルです。月末ぎりぎりに返すと翌月分がかかる可能性があるので、返却は数日の余裕をみて動くのが安全でしょう。

身につける場面を具体的に想像しておきましょう。ここまで見てきたとおり、カリトケで実際に損をしやすいのは料金そのものより、審査の不確実性と破損時の負担です。どちらも申し込む前に手を打てる範囲にあります。日程に余裕をもたせ、保証プラスの要否を決め、在庫を確認する。この3つを踏むだけで、口コミに並んでいた不満のかなりの部分は避けられるはずです。

プラン別の在庫と、いま選べるモデルは公式サイトで確認できます。

腕時計レンタルサービスならカリトケ

申し込みボタンを押す前に、希望モデルの在庫・プランの月額・安心キズ保証プラスの要否の3点だけは同じ画面で見比べておきましょう。

なお、契約や請求で納得できないことがあれば、消費生活センターに相談する方法もあります(参考:国民生活センター 相談窓口/消費者ホットライン188)。向く人と向かない人を総額で見極める考え方は、ブランドバッグのレンタルでも同じ整理をしていますので、判断の型として参考にしてみてください。

カリトケに関するよくある質問(FAQ)

カリトケは詐欺なのですか?

公式サイトには運営会社(ななし株式会社・2019年7月17日設立)、所在地、代表取締役、そして大阪府公安委員会の古物商許可番号 第621130190021号が掲載されており、特定商取引法に基づく表記も整っています。中古品を扱う事業に必要な公安委員会の許可を受けて営業している事業者です。「詐欺」という検索候補が出るのは、2024年に別会社が運営していた腕時計シェアリングサービス「トケマッチ」の事件と、同じジャンルであることから混同されているためと考えられます。

トケマッチのような被害に遭う可能性はありますか?

借りる立場で使うかぎり、トケマッチ型の被害は構造的に起こりません。トケマッチで被害に遭ったのは自分の時計を預けた個人オーナーで、カリトケの利用者は時計を借りる側だからです。カリトケは公式のお知らせで、扱う腕時計の90%以上を昭和リース株式会社などの法人から預かっていること、個人オーナーからの新規受付は2022年5月に停止していること、個人の商品はレンタルされた場合にのみ手数料を支払っていることを説明しています。

カリトケの審査は厳しいのですか?

口コミサイトの低評価は審査落ちに集中しており、クレジットカードを複数保有し滞納もない方や、上場企業勤務で給与明細まで提出した方が落ちたという投稿が複数ありました。通知文には「弊社の社内基準に基づき慎重に審査を行いました」「理由は規約に記載のとおり非開示とします」と書かれていたとされています。数十万円の時計を貸し出す性質上、慎重な審査には合理性がありますが、利用者側からは予測できません。日程が決まっている用途では代替手段も用意しておくのが安全です。

時計を傷つけたらいくら請求されますか?

加入している保証によって大きく変わります。申込不要で付く「安心キズ保証」の無償対応は通常使用による軽微な擦り傷・打痕傷(風防を除く)、通常使用によるムーヴ内部の故障、クオーツの電池交換、革やラバーベルトの破損などです。落下や強い衝撃による破損は標準の対象外で、口コミには34万円を請求されたという投稿もありました。有料の「安心キズ保証プラス」(月額980円・税込1,078円)に加入していれば、落下や衝撃による破損も対象になり、自己負担は修理費用の10%または上限2万円のいずれか低い金額に軽減されます。

紛失や盗難のときはどうなりますか?

公式には、紛失・盗難による商品返却不能時の購入費用は保証の対象外と明記されています。紛失した場合は速やかに連絡したうえで最寄りの警察へ紛失届を、盗難の場合は被害届を提出することが求められ、同等物の購入費用を負担することになります。またレンタル中の商品を質入れしたり売却したりすることは禁止されており、横領罪(刑法252条)または詐欺罪(246条)にあたる可能性があると公式に記載されています。

カリトケのまとめ

整理します。カリトケは大阪府公安委員会の古物商許可を受けて営業する、ななし株式会社のサービスでした。会社概要も特定商取引法に基づく表記も公開されており、事業者としての実態は確認できます。

「詐欺」という検索候補が出る背景は、2024年に別会社で起きたトケマッチ事件との混同でした。あの事件で被害に遭ったのは時計を預けた個人オーナーで、借りる側とは立場が逆です。カリトケは扱う時計の90%以上を法人から預かり、個人からの新規受付は2022年5月に停止していると公式に説明しています。

一方で、口コミから読み取れる実際の注意点は2つありました。

ひとつが審査です。属性が良くても落ちた投稿が複数あり、理由は非開示。

もうひとつが破損時の負担で、落下による破損は標準保証の対象外のため、有料オプションに入っていないと修理費が全額かかります。

この2つ目は、月額1,078円の「安心キズ保証プラス」で自己負担の上限が2万円になります。数十万円の時計を身につけるなら、加入は検討する価値があるでしょう。

そしてもうひとつ、判断の前に出しておきたいのが総額でした。luxuryプランを保証プラス込みで1年続けると247,896円。月額表示のままでは見えない規模ですが、使う期間を決めてから総額で比べると、レンタルと購入のどちらが自分に合うかは驚くほどはっきりします。

向いている方は、購入前に高級時計の装着感を確かめたい方、場面によって時計を使い分けたい方、日程に余裕をもって申し込める方、そして保証オプションの費用も含めて予算を組める方です。

反対に、この使い方なら避けたほうがよいという条件もあります。特定の日までに確実に用意したい方、狙っている型番が決まっていて代わりが利かない方、レディースモデルを探している方、そして破損リスクを一切負いたくない方。この場合は購入するか、実店舗で試着してから決めるほうが納得できるはずです。

なお、記事内の料金・保証・口コミの数値は2026年7月時点で公式サイトおよび口コミサイトから確認した内容です。プラン内容・保証条件・審査の運用は変更されますので、申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。契約や請求で疑問が生じた場合は、消費生活センター(消費者ホットライン188)へ相談する方法もあります。