レンタカーの車種の選び方!人数別クラスと指定できる範囲
こんにちは。UNOWNED でレンタル・サブスクを調べているいつきです。
レンタカーの予約画面を開くと、車の写真の下に「Kクラス」「C1」「W1」といった記号が並んでいます。乗りたい車を選ぶつもりだったのに、実際に選ぶのは記号のほうだった。そこで戸惑った経験はありませんか。
これはレンタカーが車種ではなくクラス単位で貸し出されているためです。同じクラスの中でどの車が来るかは店舗の在庫次第で、予約の段階では確定しません。
そしてもうひとつ、見落とされやすい点があります。同じ定員でも荷室の広さはクラスによってまったく違うということです。5人乗りだから5人で出かけられる、とは限りません。
この記事では、各社が公開している車種一覧をもとに、人数と荷物からクラスを決める手順を整理します。あわせて、車種を指定できるプランがあるのかどうか、大人数のクラスを普通免許で運転できるのかも確認します。
- レンタカーがクラス単位で貸し出される理由と、指定できる範囲
- 人数から決めるクラスの目安と、代表的な車種
- 荷物の量からクラスを見直す考え方
- 大人数のクラスを運転するときの免許の条件
レンタカーは車種ではなくクラスで選ぶ
まず前提の整理からです。レンタカーは車種ではなくクラスで選びます。予約画面に並んでいる記号は、料金と車のおおよその大きさを示す区分です。
この仕組みを知らないまま「この車に乗りたい」で選ぶと、当日に別の車が用意されて戸惑うことになります。なぜクラス単位かというと、1台ずつ車種を指定できるようにすると、その車が戻ってこなかった時点で予約が成立しなくなるからですね。前の利用者の返却が遅れただけで予約が飛ぶ運用は現実的ではありません。ただし例外もあって、車種指定ができるプランも存在します。車種が特定される前提で設定されているクラスで、扱う車が1種類しかない場合にそうした表記になります。
この章では、予約がクラス単位である理由と、車種指定ができるプランについて確認します。まずは、選んでいるのが車ではなく枠だという前提を押さえておきましょう。
予約はクラス単位が原則
結論として、レンタカーの予約はクラス単位で行うのが基本です。
クラスとは、大きさや装備がおおむね同じ車をひとまとめにした区分のことです。ホテルでいえば「シングル」「ツイン」にあたるもので、部屋番号までは選べないのと同じ関係になります。
そうなっている理由は、在庫の運用にあります。1台ずつ車種を指定できるようにすると、その車が戻ってこなかった時点で予約が成立しなくなります。同じ大きさの車をひとまとめにしておけば、どれか1台が空いていれば貸し出せるという仕組みです。
もうひとつの理由は、料金の設計です。車種ごとに料金を設定すると、同じような大きさの車で価格が細かく分かれてしまい、利用者にとっても選びにくくなります。大きさで束ねておけば、料金表は数行に収まります。
実際の料金表を見ると、この構造がよく分かります。ニッポンレンタカーの車種・料金表では、料金の区分ごとに「車種例」という欄が設けられていて、フィット、カローラ、ライズ、クロストレックといった車名が並んでいます。同社は料金のクラスと、コンパクト・ラージ・SUVといったタイプの2つの軸で車を整理しているため、同じSUVでも料金帯が違うことがあります(出典:ニッポンレンタカー 車種・料金)。
クラスの分け方は、おおむね車体の大きさとエンジンの排気量に沿っています。軽自動車、コンパクト、ミドル、ミニバン、ワゴンという順に大きくなり、それぞれの中でも装備や車格によって細分化されています。料金もこの順に上がっていきます。
「車種例」という言葉が示すとおり、これは代表例であって確約ではありません。同じクラスに複数の車種が含まれていて、当日どれが割り当てられるかは店舗の在庫で決まります。
この割り切りは、レンタカーの使い方そのものとも相性がよいはずです。所有していれば車種は自分で決めますが、借りるときは条件を満たす車が来ればよい。目的は移動であって、特定の車に乗ることではありません。
したがって、予約の段階で見るべきは車名ではなくクラスの中身です。定員が何人か、荷室がどれくらいあるか、料金がいくらか。この3つで判断することになります。
クラスの記号は会社ごとに異なります。同じ「C1」でも会社が違えば別の大きさを指すことがあるので、記号の暗記ではなく、その会社の一覧で定員と車種例を見て判断してください。
車種指定ができるプランもある
ただし、まったく指定できないわけではありません。
各社の一覧を見ると、一部のクラスに「車種指定」という注記が付いていることがあります。車種が特定される前提で設定されているクラスで、扱う車が1種類しかない場合にこうした表記になります。
どうしても乗りたい車がある場合は、その車が属するクラスの中で台数が少ないかどうかを見てください。台数が少ないほど、その車が来る確率は上がります。
このように、特殊な用途や大きさの車では、実質的に車種が決まっているクラスが存在します。10人乗りのフルサイズワゴンや、プレミアムクラスのアルファードなどがその例です。台数が少なく代替が効かないため、クラスと車種がほぼ一致するわけです。
輸入車やスポーツカーを扱う専門のレンタカー会社では、車種を選んで借りるのが前提になっていることもあります。一般的なレンタカー会社とは在庫の考え方が違うためです。特定の車に乗ること自体が目的なら、そうした会社を探すほうが早くなります。
また、会社によっては車種指定オプションを別料金で用意していることもあります。特定の車で出かけたい理由があるなら、予約前にそのプランの有無を問い合わせてみてください。
もっとも、同じクラスの中であれば大きさと装備の水準は揃えられています。「思ったより小さい車が来た」ということは起きにくい設計になっているので、その点は安心して構いません。
逆に言えば、軽自動車やコンパクトカーのように台数の多いクラスでは、車種指定はまず期待できません。この帯を選ぶなら、車名にこだわらず条件で選ぶという割り切りが必要です。
人数から決めるクラス

ここからは実際の選び方です。順番が大事で、まず人数で大枠を決め、次に荷物を見て調整します。逆にすると失敗しやすくなります。
料金から入ると、安いクラスに人数を押し込むことになり、荷物が積めないという結果になりがちだからですね。目安としては、4人までの移動なら軽自動車かコンパクトカーが基本の選択肢。5人を超えると選べるクラスが一気に絞られて、ミドルクラスかミニバンになります。そして8人以上になると確認する項目が増えます。定員だけでなく、運転する人の免許の条件まで関わってくるからです。10人乗りを選ぶ場合はとくに注意が要ります。
この章では、4人まで・5人から7人・8人以上の3段階に分けて、人数からクラスを決める方法を見ていきます。
4人までなら軽とコンパクト
4人までの移動であれば、軽自動車かコンパクトカーが基本の選択肢になります。
軽自動車の定員が4人なのは法律で決まっているためで、会社や車種によって変わることはありません。5人で軽自動車を借りることはできない、と覚えておいてください。
軽自動車は定員4人で、代表的な車種はムーヴやN-BOXです。料金がもっとも安く、細い道や小さな駐車場でも扱いやすいという利点があります。一方で高速道路や坂道では余裕が少なく、長距離では疲れやすくなります。
軽自動車を選ぶ判断材料としては、走る距離と道の種類が大きくなります。市街地と一般道が中心で、片道50km程度までなら軽で十分です。高速道路を長く走る、山道を越える、といった行程では、余裕のあるクラスのほうが疲労が違ってきます。
コンパクトカーは定員5人で、フィットやノートといった車種が該当します。軽より室内が広く、高速走行の安定性も上がります。料金差は1日あたり数百円から千円程度なので、長距離を走るならこちらを選ぶ価値があります。
荷室の形にも違いがあります。軽自動車でもN-BOXのような背の高いタイプは、荷室の高さがあるぶん積みやすくなっています。同じ軽でも、背の低いタイプとは使い勝手がかなり変わります。
まとめると、2人までの近距離なら軽、4人や高速道路が中心ならコンパクト以上という分け方になります。
燃費の差も無視できません。軽自動車とコンパクトカーでは、長距離を走ったときのガソリン代に差が出ます。基本料金の差が小さいクラス同士なら、走行距離が長いほど燃費のよいほうが総額で有利になることもあります。
料金の差がどれくらいになるかは、何にいくらかかるかを整理した記事で確認できます。クラスを1段上げるより会社を変えたほうが安くなることもあるので、あわせて見てみてください。
5人から7人はミドルとミニバン
5人を超えると、選べるクラスが一気に絞られます。
5人であればミドルクラスでも対応できます。インプレッサやカローラツーリングといった車種が該当し、コンパクトより室内と荷室に余裕があります。大人5人でも短距離なら問題ありません。
5人乗りのクラスで気をつけたいのが、後部座席に3人が並ぶ形になる点です。大人3人が横に並ぶと窮屈になり、長距離ではかなり負担になります。同じ5人でも、大人5人と大人2人+子ども3人ではまったく条件が違います。
ただし、5人で荷物がある旅行になると話が変わります。定員いっぱいまで乗ると荷室に載せられる量は限られるので、実質的にはミニバンを検討することになります。
7人乗りと8人乗りの違いは、2列目がキャプテンシート(独立した2席)かベンチシート(3人掛け)かによります。7人乗りは2列目が独立していて乗り降りしやすく、8人乗りは定員が1人多いぶん詰めて座る形です。人数がぎりぎりなら8人乗り、快適さを取るなら7人乗りという選び方になります。
SUVという選択肢もあります。ライズやクロストレックといった車種で、車高が高いぶん視界がよく、荷室も箱型で使いやすい形をしています。定員は5人ですが、荷物の積みやすさではセダン型より有利です。ただし同じSUVでも料金帯は分かれているので、予算に合う区分を確認してください。
6人から7人ならミニバンです。コンパクトミニバンのシエンタは7人乗り、標準的なミニバンはヴォクシーやセレナといった車種で、いずれも7人乗りと8人乗りの仕様があります。どちらで提供されるかは会社と店舗によるので、8人で乗る予定なら定員を必ず確認してください。3列目を使うかどうかで荷室の広さも変わります。
3列目の使い勝手にも差があります。コンパクトミニバンの3列目は補助席に近く、大人が長時間座るには窮屈です。標準サイズのミニバンなら大人でも耐えられますが、そのぶん料金は上がります。3列目を誰が使うかで、選ぶクラスは変わります。
ニッポンレンタカーの公開料金では、7人乗りクラスの24時間が12,500円(税抜)で、軽・コンパクトの4,700円と比べると2.6倍ほどです。料金は改定されることがあるので、実際の金額は予約画面でご確認ください。人数が増えるほど1人あたりは下がりますが、総額の負担は大きくなります。
8人以上は定員と免許の条件を確認

8人を超える場合は、確認する項目が増えます。
大人数のクラスは、料金だけでなく運転のしやすさも判断材料になります。全長5メートル近い車になると、狭い道や立体駐車場では扱いにくくなります。行き先の道路事情も含めて選んでください。
8人であれば8人乗り仕様のミニバンで足ります。9人から10人になると、ハイエースワゴンのようなフルサイズワゴンが選択肢になります。ニッポンレンタカーではハイエースワゴンのグランドキャビンが10人乗りとして設定されています。
8人以上のクラスは台数そのものが限られます。とくに繁忙期は早い段階で埋まるので、人数が確定した時点で押さえておくほうが確実です。直前に探して見つからず、2台に分けることになるという展開はよくあります。
もうひとつ、大人数での移動では運転を交代することも多くなります。交代する人は全員、契約時に運転者として登録しておく必要があります。登録していない人が運転すると、事故のときに補償を受けられなくなる可能性があります。
ここで確認が必要なのが免許です。普通免許で運転できるのは乗車定員10人以下の車で、加えて車両総重量と最大積載量の条件があります。2017年3月12日以降に取得した普通免許では、車両総重量3.5トン未満・最大積載量2トン未満が上限です。
免許の取得時期によって上限が違う点にも注意が必要です。2007年6月1日以前に取得した普通免許は車両総重量8トン未満、2007年6月2日から2017年3月11日までは5トン未満、それ以降は3.5トン未満という区分になっています。運転する人がいつ免許を取ったかで、乗れる車が変わるということです。
定員10人のワゴンはこの範囲に収まるものが中心ですが、同じ車名でも仕様によって車両総重量は変わります。免許の取得時期によって上限も違うため、10人乗りを予約するなら店舗に確認しておくのが確実です。
定員11人以上の車は普通免許では運転できません。マイクロバスは中型免許以上が必要です。大人数で移動する予定なら、車を2台に分けるか、運転できる免許を持つ人がいるかを先に確認してください。
荷物から見直すクラス
人数でクラスを決めたら、次は荷物です。ここを飛ばすと、当日になって積めないという事態が起こります。カウンターでクラスを変更することはできますが、在庫がある保証はなく差額も発生します。
見落とされやすいのが、定員ぎりぎりで乗ったときの荷室です。5人乗りのコンパクトカーに5人が乗れば、荷室に入るのは小さなバッグ数個という状態になります。座席を倒して荷物を置く余地がなくなるからですね。見積もり方は簡単で、スーツケースの数に置き換えるのが確実です。機内持ち込みサイズ(3辺の合計115cm程度)、中型(1週間程度の旅行用)、大型(2週間以上の長期用)に分けて数えると、必要な荷室の広さが見えてきます。
この章では、定員ぎりぎりだと荷室が足りなくなる理由と、スーツケースの数で必要な広さを見積もる方法を確認します。
定員ぎりぎりだと荷室が足りない
レンタカー選びでいちばん多い誤算が、定員と荷室の関係です。
予約画面では定員が大きく表示される一方、荷室の容量は書かれていないことがほとんどです。そのため、定員だけを見て決めてしまいやすい構造になっています。
乗車定員は座席の数を示しているだけで、荷物のスペースを保証するものではありません。5人乗りのコンパクトカーに5人が乗れば、荷室に入るのは小さなバッグ数個という状態になります。
この誤算が起きやすいのは、乗車人数と定員を同じものとして扱ってしまうからです。定員は「その人数まで座れる」という上限であって、「その人数で快適に移動できる」という意味ではありません。荷物を持って移動するなら、席の数には余裕が要ります。
とくに影響が大きいのがミニバンの3列目です。3列目を使うと、その後ろの荷室はほとんど残りません。7人乗りに7人が乗る場合、スーツケースは膝の上か足元に置くことになります。
荷物が多くなりやすいのは、宿泊を伴う旅行、キャンプ、スキーやスノーボード、楽器や機材の運搬といった場面です。逆に日帰りの買い物や送迎なら、定員ちょうどでも困ることは少なくなります。
目安としては、乗車人数に対して1.5倍程度の席数があるクラスを選ぶと、荷物のスペースに余裕が生まれます。4人なら6人乗り以上、5人なら7人乗り以上という考え方です。
後部座席を1席分だけ倒せる車種なら、4人乗車のまま荷室を広げられます。予約時に「分割可倒式のシートか」を聞いておくと選択肢が増えます。
もちろん料金は上がるので、荷物の量次第では定員ちょうどでも問題ありません。判断の基準を次の項目で具体化します。
スーツケースの数で必要な広さを見積もる

荷物の量を測る単位として、スーツケースの数で考えると分かりやすくなります。
スーツケースは、機内持ち込みサイズ(3辺の合計115cm程度)、中型(1週間程度の旅行用)、大型(2週間以上の長期用)に分けて数えると見積もりやすくなります。ここでは中型を基準にします。
大まかな目安は次のとおりです。軽自動車は機内持ち込みサイズが1個から2個、コンパクトカーは中型が2個程度、ミドルクラスは中型2個から3個、ミニバンは3列目を畳めば中型4個以上が載ります。
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| クラス | 定員 | 代表的な車種例 | 荷物の目安 |
|---|---|---|---|
| 軽自動車 | 4人 | ムーヴ/N-BOX | 2人乗車で中型1〜2個 |
| コンパクト | 5人 | フィット/ノート | 4人乗車で中型2個程度 |
| ミドル | 5人 | インプレッサ/カローラツーリング | 4人乗車で中型2〜3個 |
| コンパクトミニバン | 7人 | シエンタ | 5人乗車で中型2〜3個 |
| ミニバン | 7〜8人 | ヴォクシー/セレナ(仕様により定員が変わる) | 3列目を使うと中型1〜2個 |
| フルサイズワゴン | 10人 | ハイエースワゴン | 定員乗車でも中型3個以上 |
ベビーカーや車いすを積む場合は、折りたたんだ状態の寸法を確認しておいてください。スーツケースより幅を取ることが多く、荷室の形によっては入らないことがあります。
荷物が多いと分かっているなら、ルーフキャリアの有無を尋ねる方法もあります。扱っている会社は限られますが、車内を広く使えるようになります。
この表はあくまで目安です。同じクラスでも車種によって荷室の形は違いますし、スーツケースの向きを変えれば入る数も変わります。予約前に不安があれば、店舗に人数と荷物の内容を伝えて相談してみてください。
必要なクラスが決まったら、その条件で複数社の空きを比べるのが早道です。じゃらんレンタカーは人数と日時を指定して人気レンタカー会社を横断検索できるので、同じクラス帯の候補を並べて選べます。
キャンプ用品を積む場合は、テントとクーラーボックスが特にかさばります。この2つが入るかどうかで必要なクラスが決まると考えても大きく外れません。
ペットを乗せる場合は、ケージのサイズも荷物として数える必要があります。対象になる車種の条件はケージ規格と同乗料金・対象車種の条件をまとめた記事で確認できます。
予約前に確認しておくこと
最後に、クラスを決めたあとの確認事項です。とくに装備まわりは、クラスを選んだだけでは決まらない部分です。ここまで見ておくと、当日に想定と違うということが減ります。
まずクラス表記の読み方から。会社ごとに記号の付け方が違い、トヨタレンタカーは「C1」「W1」のように英字と数字を組み合わせた表記です。同じ「Cクラス」でも会社が違えば指す車の大きさが変わるので、他社の表記をそのまま当てはめないほうがいいですね。装備とオプションも要確認で、カーナビやETC車載器、チャイルドシートはクラスに自動で付いてくるとは限りません。手順としては、乗る人数を確定させて必要な定員を決め、荷物をスーツケースの数に置き換えて必要な荷室を見積もり、両方を満たすクラスを選ぶ(迷ったら1段上)という流れになります。
この章では、クラス表記の読み方と、装備とオプションの有無を確認します。
クラス表記の読み方
予約画面のクラス表記は、会社ごとに体系が違います。
クラスの記号そのものに共通規格はありません。会社が自社の在庫を整理するために付けている符号なので、他社と比べるときは記号ではなく定員と車種例で照合する必要があります。
ニッポンレンタカーは英字を組み合わせた符号を使い、それぞれに車種例と定員が紐づけられています。トヨタレンタカーは「C1」「W1」のように英字と数字を組み合わせた表記です。同じ記号が別の会社では違う大きさを指すこともあります。
予約サイト経由で借りる場合は、サイト側の分類と運営会社の分類が一致していないことがあります。比較サイトで候補を絞ったあと、その会社の公式ページでクラスの中身を確認するという二段構えにしておくと安全です。
そのため、記号を覚えるより、その会社の一覧ページで定員・車種例・料金を確認するのが確実です。どの会社の一覧にも同じ3つの情報が載っているので、比べるときはこの3項目で並べてください。
クラス名に「スタンダード」「ミドル」「プレミアム」といった言葉が使われることもあります。これも会社ごとの呼び方なので、他社の同じ呼び名と同じ大きさとは限りません。
「5,000円クラス」「7,000円クラス」といった料金帯での呼び方が使われることもあります。これは料金水準を示すもので、定員や車種を直接示すものではありません。金額だけで判断せず、実際の定員を確認してください。
会社ごとの違いを把握しておきたい方は、大手と格安の違いを料金と補償の条件で比較した記事もあわせて読むと、どのクラス帯に強い会社かが見えてきます。
装備とオプションの有無
もうひとつ、クラスでは分からない部分があります。
カーナビ、ETC車載器、バックカメラといった装備は、クラスではなく個々の車両によって違うことがあります。「このクラスなら必ず付いている」と決まっているわけではないので、必要なものがあれば予約時に確認してください。
とくにETCについては注意が必要です。車載器が付いていても、ETCカード自体は付属しないのが通常です。高速道路を使う予定なら、自分のカードを持参するか、店舗で借りる手続きが必要になります。
チャイルドシートは、子どもの年齢と体格に合うものを指定する必要があります。乳児用・幼児用・学童用で形が違うので、予約時に子どもの月齢や身長を伝えておくと確実です。
チャイルドシートやスタッドレスタイヤはオプション扱いです。在庫に限りがあるため、直前の申し込みでは用意できないことがあります。子ども連れや冬季の利用では、車の予約と同じタイミングで押さえておくのが確実です。
喫煙・禁煙の区分も車両ごとです。禁煙車を希望するなら予約時に指定してください。多くの会社は禁煙車が中心になっていますが、確約されているとは限りません。
装備やオプションまで確認しながら決めたいなら、条件が細かく見られる予約サイトも便利です。たびらいレンタカーはカーナビ・消費税・ETC車載器・免責補償費が込みの表示なので、クラスを上げたときの総額差も比べやすくなります。
運転支援のうち、バックカメラの有無は駐車の負担に直結します。大きいクラスを借りるほど効いてくる装備なので、ミニバンやワゴンを予約するときは特に確認しておく価値があります。
安全装備の有無も、車両の年式によって差が出る部分です。自動ブレーキや駐車支援が付いているかどうかで運転の負担は変わりますが、クラス指定では選べません。比較的新しい車両を揃えている会社を選ぶ、という間接的な判断になります。
クラスを決める手順をまとめます。
- 乗る人数を確定させて、必要な定員を決める
- 荷物をスーツケースの数に置き換えて必要な荷室を見積もる
- 定員と荷室の両方を満たすクラスを選ぶ(迷ったら1段上)
- 10人乗りを選ぶなら免許の条件を店舗に確認する
- 必要な装備とオプションを予約時に伝える
レンタカーの車種に関するよくある質問(FAQ)
車種を指定して予約することはできますか?
基本的にはクラス単位の予約になるため、同じクラスの中でどの車になるかは店舗の在庫次第です。ただし台数の少ないクラスでは実質的に車種が決まっていることがあり、一覧に「車種指定」と注記されるクラスもあります。会社によっては車種指定オプションを用意している場合もあるので、希望があれば問い合わせてください。
5人で乗るならどのクラスがよいですか?
短距離で荷物が少ないなら、定員5人のコンパクトカーやミドルクラスで足ります。ただし5人乗車では荷室がほとんど残らないので、旅行でスーツケースを積むならコンパクトミニバン以上を検討してください。人数に対して1.5倍程度の席数があるクラスを選ぶと、荷物のスペースに余裕が出ます。
10人乗りは普通免許で運転できますか?
乗車定員10人以下であれば普通免許の範囲です。ただし車両総重量と最大積載量にも条件があり、2017年3月12日以降に取得した普通免許では車両総重量3.5トン未満・最大積載量2トン未満が上限です。同じ車名でも仕様によって数値が変わるため、10人乗りを予約する際は店舗に確認してください。定員11人以上は中型免許以上が必要です。
「5,000円クラス」とはどういう意味ですか?
料金の水準でクラスを呼ぶときの言い方で、定員や車種を直接示すものではありません。同じ金額でも会社によって含まれる車の大きさが違います。金額だけで判断せず、その会社の一覧で定員と車種例を確認してください。
カーナビやETCは必ず付いていますか?
クラスによって決まっているわけではなく、車両ごとに違うことがあります。ETCについては車載器が付いていてもカードは付属しないのが通常なので、自分のETCカードを持参するか、店舗で借りる手続きが必要です。必要な装備があれば予約時に伝えて確認してください。
まとめ|定員と荷室の両方でクラスを決める
レンタカーは車種ではなくクラス単位で貸し出されるのが基本です。予約画面の記号は料金と大きさの区分で、同じクラスの中でどの車になるかは店舗の在庫で決まります。ただし台数の少ないクラスでは車種が指定されていることもあります。
人数からの目安は次のとおりです。
- 2〜4人・短距離:軽自動車(定員4人/ムーヴ・N-BOXなど)
- 4人・長距離:コンパクト(定員5人/フィット・ノートなど)
- 5人:ミドル(定員5人/インプレッサなど)または コンパクトミニバン
- 6〜7人:ミニバン(ヴォクシー・セレナなど。7人乗りと8人乗りの仕様がある)
- 8〜10人:8人乗りミニバンまたはフルサイズワゴン(ハイエースワゴンなど)
この一覧はあくまで出発点です。同じ人数でも、大人だけか子ども連れか、日帰りか宿泊かで必要なクラスは変わります。人数の下に荷物という2段階で考えるのが、失敗しにくい順番です。
クラスが決まったあとの手続きは、必要なものと当日の流れをまとめた記事で確認できます。
そのうえで、荷物の量で見直してください。定員ぎりぎりまで乗ると荷室はほとんど残りません。人数に対して1.5倍程度の席数があるクラスを選ぶと、スーツケースを積む余裕が生まれます。
10人乗りを選ぶ場合は免許の条件も確認が必要です。定員10人以下であれば普通免許の範囲ですが、車両総重量3.5トン未満という条件が別にあり、仕様によって変わります。定員11人以上は中型免許以上が必要です。
装備やオプションはクラスでは決まりません。カーナビやETC車載器の有無は車両ごとに違い、チャイルドシートやスタッドレスタイヤは在庫の制約を受けます。必要なものは予約の段階で伝えておいてください。
予算の組み立ては割引は併用できないので選び方と順番が肝心という記事、補償を含めた総額の見方は補償込み総額の見方をまとめた記事もあわせてどうぞ。短時間の用事なら時間と距離で見る損益分岐点をまとめた記事で借り方そのものを見直すこともできます。
クラス選びは、レンタカーで最初につまずきやすい部分です。ここを人数と荷物の2段階で決められるようになると、予約そのものが短時間で終わるようになります。
クラスの構成や車種例は改定されることがあり、会社によっても異なります。最終的な定員と装備は、必ず利用する会社の公式サイトまたは店舗でご確認ください。