レンタカーの満タン返しはどこまで必要?給油の距離とレシートの決まりを公式条件で確かめました

こんにちは。UNOWNED でレンタル・サブスクを調べているいつきです。

レンタカーを返す前になると、毎回ちょっと迷いませんか。どこのガソリンスタンドで入れればいいのか、返却場所からどのくらい離れていても大丈夫なのか、レシートは本当に要るのか。そして満タンにしないで返したら、いくら請求されるのか。

調べてみると、この4つはどれも各社の公式サイトに答えが書いてありました。特にレシートについては、なぜ求められるのかという理由まで明記している会社があります。そして満タンにしなかった場合の精算方法は、会社によって2つの方式に分かれていて、どちらになるかで支払額がかなり変わります。

この記事では、公式サイトに書かれている返却時の燃料の決まりを確認しながら、給油する場所の考え方、レシートの役割、満タンにしなかったときの計算方法、そしてハイブリッド車だけ扱いが違う理由まで整理します。返却前に慌てないための段取りが、読み終わるころにはできているはずですよ。

  • 満タン返しが原則になっている仕組みと各社の規定
  • レシートの提示を求められる本当の理由
  • 満タンにしなかった場合の精算方法が2方式に分かれること
  • ハイブリッド車で満タン返しが不要になる仕組み
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レンタカーの満タン返しが原則になっている理由

まずは決まりの中身を確認します。ここで押さえたいのは、満タン返しが「マナー」ではなく契約上の条件だということです。

設計としては、満タンで貸して満タンで返す、という単純な形になっています。だから足りない分は精算されるわけで、数リットル分なら数百円ですが、半分しか入っていなければ数千円になります。給油の場所にも考え方があって、返却店舗から離れたスタンドで入れると、そこから走った分だけ減ってしまいます。10キロ走れば軽自動車でも0.5リットル前後は消費するので、燃料計の針が満タンの位置から少し下がることになるんですね。レシートの提示を求められるのは、この「どこで入れたか」を確認するためです。

この章では、満タンで貸して満タンで返すという設計、レシートの提示を求められる理由、給油はどこまで近いスタンドが必要か、満タンにしないと精算はどうなるか、距離計算と一律精算という2つの方式、そしてハイブリッド車だけ扱いが違うことを順に見ていきます。

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満タンで貸して満タンで返すという設計

レンタカーの燃料は、貸し出し時に満タンの状態で渡されます。トヨタレンタカーの公式サイトには、出発時にガソリン(または軽油)は満タンで貸し出すので、返却前に最寄りのガソリンスタンドで給油してくださいと記載されています。(出典:トヨタレンタカー公式サイト クルマの燃料は)

この「満タンで貸して満タンで返す」という設計には理由があります。返却時の燃料残量を正確に測るのは、実は手間がかかるからです。燃料計の針は目盛りが粗く、車種によって表示の癖もあります。満タンという状態は誰が見ても同じなので、貸し出しと返却の基準として使いやすいわけですね。

格安レンタカーでも同じです。私がこれまでに公式サイトを確認した会社では、いずれも返却時は指定の給油所で満タンにしてから戻すよう定められていました。ワンズレンタカーは指定給油所での給油と給油時の領収書の持参を求めていますし、カルノリレンタカーも燃料を満タンにして返却するよう記載しています。

この設計だからこそ、出発時に燃料計が満タンを指しているかを自分で確認することが大切になります。もし満タンでない状態で受け取り、そのまま満タンにして返せば、差額分は自分の持ち出しです。数リットル分なら数百円ですが、半分しか入っていなければ数千円になります。

確認の仕方は簡単で、出発手続きのあとエンジンをかけたときにメーターを見るだけです。針がFの位置にあるか、デジタル表示なら全目盛りが点灯しているかを見ます。満タンでなければ、車を動かす前にスタッフへ伝えてください。その場なら記録を残してもらえますが、走り出したあとでは自分が使った分と区別がつかなくなります。出発時の車両チェックでは傷の確認に意識が向きがちですが、燃料計も同じタイミングで見ておくと確実です。

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レシートの提示を求められる理由

給油したレシートを取っておくよう言われることがありますよね。捨ててしまいがちですが、これには明確な理由があります。

トヨタレンタカーの公式サイトには、満タンでない状態で返却された場合の燃料代の計算について、「お客様が途中で給油された場合は、算出された燃料代から、給油所が発行したレシートの金額を差し引きます」と書かれています。

つまりレシートは、利用者が自分で入れた分を証明して、二重に請求されるのを防ぐための書類です。会社を疑っているから求められるのではなく、精算のときに自分の側の支払いを減らすために必要なんですね。

◆いつきのメモ

満タンにできたときでも、レシートは返却手続きが終わるまで持っておくのが安全です。返却店舗までの数キロ分は当然減っているので、燃料計がわずかに満タンを割ることがあります。そのときレシートがあれば、いつどこで満タンにしたかがすぐ分かります。私は財布ではなくスマホで撮っておくようにしています。

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給油はどこまで近いスタンドが必要か

次に、どこで給油すればいいのかという問題です。ここは会社によって書き方が違います。

会社 公式サイトの記載
トヨタレンタカー 返却前に最寄りのガソリンスタンドで給油
ワンズレンタカー 指定給油所にて燃料を満タンにする。給油時の領収書を持参
カルノリレンタカー 燃料(ガソリン)を満タンにして返却

「最寄り」という表現に厳密な距離の定義はありません。ただ、返却店舗から遠く離れた場所で給油すると、そこから店舗までの走行分だけ燃料が減ります。10キロ走れば軽自動車でも0.5リットル前後は消費するので、燃料計の針が満タンの位置から少し下がることになります。

実務的な目安としては、返却店舗から数キロ以内のスタンドで入れるのが無難です。店舗によっては提携や指定のスタンドが決まっていることもあるので、出発時に「返却前の給油はどこがいいですか」と聞いておくと確実です。ワンズレンタカーのように指定給油所と明記している会社では、自分で選んだスタンドが認められない可能性があります。

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満タンにしないと精算はどうなるか

時間がなくて給油できなかった、深夜で開いているスタンドがなかった。こういう場合はどうなるのか。ここが今回いちばん確認したかった部分です。

トヨタレンタカーの公式サイトには、ハイブリッド車以外について、満タンで返却できない場合の燃料代の計算方法が明記されています。

トヨタレンタカーの燃料代の計算式

お客様走行距離 ÷ 車種ごとの実燃費(当社所定の計算式で算出)× 店舗ごとの燃料単価

※途中で給油した場合は、算出された燃料代からレシートの金額を差し引く
※燃料代には各種割引制度は適用できない

ここで注目してほしいのが最後の一文です。燃料代には各種割引制度が適用されません。ガソリンスタンドのポイントカードや会員価格、クレジットカードの割引といったものは、この精算では一切使えないということです。

自分で給油すれば、割引を効かせた単価で入れられます。満タン返しをしたほうが安く済むのは、この差があるからですね。手間の代わりにお金を払う、という構造になっています。

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距離計算と一律精算という2つの方式

走行距離から計算する距離計算方式と、燃料計の針の位置で金額が決まる一律方式を比べた表のスライド
満タンにできなかった場合の精算方式は2つに分かれる

ただ、この計算式は全社共通ではありません。調べてみると、満タンにしなかった場合の精算は大きく2つの方式に分かれていました。

方式 計算の仕方 採用している会社の例 特徴
距離計算方式 走行距離 ÷ 実燃費 × 燃料単価 トヨタレンタカー 走った分だけ払う。割引は不可
一律方式 燃料計の針の位置で金額が決まる ワンズレンタカー 減り方に関係なく定額

一律方式の実例を見てみましょう。ワンズレンタカーの公式サイトには、満タンで返却できなかった場合の燃料代として次の金額が定められています。

返却時のガソリンメーター 申し受ける燃料代
満を下回り〜2分の1まで 一律5,500円(税込)
2分の1を下回り〜Eまで 一律11,000円(税込)

ここで効いてくるのが「一律」という言葉です。あと少しで満タンだった場合でも、針が満の位置を下回っていれば5,500円。実際に減った分が2リットルでも、10リットルでも同じ金額です。

軽自動車を24時間3,850円で借りていたなら、レンタル料金より高い燃料代が乗ることになります。距離計算方式なら実際に使った分に近い金額で収まるところが、一律方式では大きく上振れする可能性があるわけです。

どちらの方式かは会社によって違うので、予約の段階で確認しておく価値があります。特に返却が早朝や深夜になる予定なら、給油できない可能性を見込んでおいたほうが安全です。

各社の公式サイトに書かれている燃料の扱いを、あらためて並べておきます。

会社 返却時の燃料 満タンにできなかった場合
トヨタレンタカー 満タン返し(最寄りのスタンドで給油) 走行距離÷実燃費×燃料単価。レシート分は差し引き。割引は不可
ニッポンレンタカー 満タン返し 所定の燃料代を精算
ワンズレンタカー 指定給油所で満タン。領収書を持参 満〜1/2で一律5,500円/1/2〜Eで一律11,000円(税込)
カルノリレンタカー 満タン返し 店舗の定めによる
100円レンタカー 満タン返し 店舗の定めによる

この表で分かるのは、大手は距離計算方式、格安の一部は一律方式という傾向があることです。距離計算は手間がかかるぶん実態に近く、一律は処理が簡単なぶん幅が出ます。格安レンタカーを短時間だけ借りる場合は、この差が効いてくる可能性があります。短時間の利用そのものが自分に合っているかを確かめたい場合は、レンタカーとカーシェアの損益分岐点を時間と距離で計算した記事もあわせてどうぞ。

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ハイブリッド車だけ扱いが違う

もうひとつ、知っておくと便利な仕組みがあります。ハイブリッド車では、満タン返しをしなくていい精算方法が用意されている会社があります。

トヨタレンタカーの「ハイブリッド燃費精算」がそれです。公式サイトによると、走行距離と燃費実績から算出した燃料代を支払う仕組みで、満タン返却の手間が不要になります。車のディスプレイに表示される平均燃費を使って精算するため、エコドライブをするほど燃料代が安くなるとされています。料金は店舗によって異なります。

なぜハイブリッド車だけこの方式があるのか。理由は燃料の減り方にあります。ハイブリッド車は燃費が良いぶん、同じ距離を走っても燃料の減りが少なく、給油量も少なくなります。数リットルのために返却前にスタンドへ寄る手間と、実際の金額が釣り合いにくいんですね。平均燃費という客観的な数字が車側に残るので、それを使って精算する方法が成立します。

ハイブリッド車を借りる予定があるなら、この精算方法が使えるかを出発時に確認しておくと、返却がぐっと楽になります。

レンタカーの満タン返しで損をしない手順

ここからは実際の段取りです。決まりが分かっても、返却直前になって「この時間に開いているスタンドがない」と気づくと、結局は精算になってしまいます。

だから確認しておきたいのは3点。返却店舗の近くに、その時間に開いているスタンドがあるかどうかが最初です。次に給油量の見積もりで、軽自動車なら1リットルあたり18〜22km程度、コンパクトカーなら15〜20km程度という実燃費の目安から、走った距離で割れば必要量が出ます。300km走ったなら14〜20リットルというあたりですね。給油作業そのものにも気をつけたい点が3つあって、燃料の種類の取り違えは補償が適用されないケースとして各社が明記しています。

この章では、返却前の給油をどこで済ませるか、走行距離から給油量を見積もる方法、給油のときに気をつける3つのこと、そして満タン返しが不要になる場合までを順に整理します。

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返却前の給油をどこで済ませるか

いちばん確実なのは、返却店舗の場所を地図で開いて、その周辺のガソリンスタンドを出発前に調べておくことです。返却の当日に探し始めると、営業時間や道路の進行方向で選択肢が絞られてしまいます。

確認しておきたいのは3点です。

確認する項目 見落とすとどうなるか
営業時間 早朝・深夜の返却で開いておらず給油できない
返却店舗との位置関係 行き過ぎると戻る分だけ燃料が減る
セルフか有人か 有人は現金・カードの扱いが店舗により異なる

特に注意したいのが早朝と深夜です。24時間営業のスタンドは都市部でも減っていて、地方では夜8時前後に閉まる店舗も珍しくありません。返却が営業時間ぎりぎりになりそうなら、前日のうちに満タンにしておくのもひとつの方法です。前日に入れて当日30キロ走ったとしても、減るのは1〜2リットル程度。距離計算方式なら数百円で収まります。

また、旅行先で最終日に返却する場合は、宿泊先から返却店舗までのルート上にスタンドがあるかを前日に確認しておくと安心です。空港店に返す予定なら、空港周辺は給油所が限られることが多いので、手前の市街地で済ませておくほうが確実だと思います。

その宿泊先を取らずに車内で寝るという選択もあります。ただしレンタカー側の条件が絡むので、レンタカーで車中泊する場合の約款と車種の記事で効いてくる条項を確認してください。

高速道路を使って戻る場合は、もうひとつ判断が要ります。サービスエリアやパーキングエリアのガソリンスタンドで入れるか、降りてから入れるかです。

高速道路上のスタンドは、一般道の店舗より単価が高めに設定されているのが通例です。ただし給油できる場所が限られている高速道路も多く、次のスタンドまで100km以上空く区間もあります。降りてから探すつもりでいたら、インターチェンジ周辺に営業中の店舗がなかった、ということも起こり得ます。

実務的には、残量が半分を切った時点で、次に見つけたスタンドで入れておくのが安全です。満タン返しは返却直前でなくても構いません。前に説明したとおり、そこから数十キロ走っても減るのは1〜2リットル程度で、距離計算方式なら数百円の話です。給油できないまま返却時刻を迎えるリスクのほうが、金額としては大きくなります。

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走行距離から給油量を見積もる

軽自動車で100キロから500キロ走った場合の給油量と燃料代を、一律5500円と比べた目安の表のスライド
走行距離ごとの燃料代と一律方式との差額の目安

いくらかかるのかを事前に知っておくと、給油の判断がしやすくなります。計算は簡単で、走行距離を実燃費で割るだけです。

参考として、車種ごとの実燃費のおおよその水準を並べてみます。運転の仕方や道路状況で大きく変わるので、あくまで見積もりの出発点として使ってください。

車種の区分 実燃費の目安 300km走った場合の給油量
軽自動車 1リットルあたり18〜22km程度 約14〜17リットル
コンパクトカー 1リットルあたり15〜20km程度 約15〜20リットル
ミニバン 1リットルあたり10〜13km程度 約23〜30リットル
ハイブリッド車 1リットルあたり20〜28km程度 約11〜15リットル

数値は道路状況・運転の仕方・積載量によって変わるため、あくまで一般的な目安です。実際の燃費は車のディスプレイに表示される平均燃費を見るのがいちばん正確です。

この見積もりが役立つのは、満タンにするか精算にするかを判断するときです。たとえばミニバンで300km走った場合、給油量は25リットル前後になります。一方ワンズレンタカーのような一律方式では、針が満を下回っただけで5,500円。25リットル分の燃料代とおおむね同じか、やや高い水準です。

逆に、100kmしか走っていないのに一律5,500円を請求されるとしたら、実際の燃料代の何倍にもなります。走行距離が短いほど、満タン返しをしないときの損が大きくなるということですね。

金額に置き換えて確かめてみましょう。ガソリンの単価は時期と地域で動くので、ここでは仮に1リットル175円として計算します。実際の単価は給油時に確認してください。

走行距離(軽自動車・実燃費20km/L想定) 必要な給油量 自分で入れた場合の燃料代 一律5,500円との差
100km 約5リットル 約875円 約4,600円の損
200km 約10リットル 約1,750円 約3,750円の損
300km 約15リットル 約2,625円 約2,875円の損
500km 約25リットル 約4,375円 約1,100円の損

数値は仮の単価と想定燃費による目安です。それでも傾向ははっきりしていて、どの距離でも自分で給油したほうが安いという結果になります。500km走ってようやく差が1,000円台まで縮まる程度です。給油にかかる時間は10分ほどなので、時給に換算すればかなり割の良い作業だと思います。

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給油のときに気をつける3つのこと

燃料の種類の確認、オートストップでの給油終了、レシートの受け取りという3つの注意点を並べたスライド
給油時に確認したい油種と自動停止とレシートの3点

給油作業そのものにも、レンタカーならではの注意点があります。

燃料の種類を必ず確認してください。ガソリン車に軽油、ディーゼル車にガソリンを入れてしまうと、エンジンに深刻な損害が出ます。そして各社の公式サイトには、給油時の燃料種別の間違いによって生じた補修費は補償の対象外と明記されています。ワンズレンタカー、カルノリレンタカー、100円レンタカーのいずれも、補償が適用されないケースとしてこの項目を挙げています。全額が自己負担になるうえ、修理期間中のNOCも発生する可能性があります。

燃料の種類は、給油口のフタの裏側か、フタを開けた給油口の周りに表示されています。借り慣れない車では必ず確認してください。特にレギュラーとハイオクの区別は、車種によってはひと目で分かりません。

2つ目は、満タンの判断です。セルフスタンドの給油ノズルは、燃料が満量に近づくと自動で止まります。この自動停止(オートストップ)が働いた時点が満タンです。そこから無理に継ぎ足すと、燃料が溢れたり、車両側の装置に負担がかかったりします。オートストップが1回働いたら、それで終わりにするのが正しい満タンです。

3つ目は、レシートの受け取りです。前の章で確認したとおり、レシートは途中給油分を証明する書類になります。セルフスタンドでは発行ボタンを押さないと出てこない機種もあるので、給油後にその場で確認してください。

誤給油はレンタカーで起きやすいトラブルです。理由は単純で、借りるたびに車種が変わるからですね。自分の車なら燃料の種類は体で覚えていますが、レンタカーでは毎回リセットされます。特に注意したいのが次の場面です。

  • 普段ハイオク車に乗っている人が、レギュラー指定の車を借りたとき(逆も同様)
  • ミニバンやバンで、同じ車種にディーゼル仕様がある場合
  • 軽トラックや軽バンなど、普段運転しない区分の車を借りたとき
  • 同乗者に給油を任せたとき

給油口のフタを開けたら、まず表示を読む。この一手間だけで防げます。もし入れ間違いに気づいたら、エンジンをかけずにその場で店舗へ連絡してください。エンジンをかけると燃料が回ってしまい、被害が大きくなります。給油サービスの選び方も含めた会社ごとの違いは、ニコニコレンタカーの評判と補償プランを整理した記事でも触れています。

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満タン返しが不要になる場合

ここまで満タン返しを前提に書いてきましたが、そうでなくていい場合もあります。整理しておきましょう。

場面 満タン返しの要否 補足
ハイブリッド車で燃費精算を選んだ場合 不要 走行距離と平均燃費から精算。料金は店舗により異なる
給油代行のオプションを付けた場合 不要 取り扱いは会社・店舗により異なる
プランに燃料代が含まれている場合 不要 設定している会社は限られる
上記以外 必要 満タンにしないと所定の燃料代を精算

給油代行を用意している会社もありますが、取り扱いは店舗ごとに異なり、料金も一律ではありません。満タン返しの手間を省く目的で使うなら、精算方式と代行料金のどちらが安いかを出発時に比べておくといいと思います。距離を走らない予定なら、代行料より自分で入れるほうが安く収まることが多いです。

ハイブリッド燃費精算は、返却時間が読めない旅程では特に便利だと思います。エコドライブをするほど安くなる仕組みなので、高速道路中心の移動なら精算額もかなり抑えられます。ただし料金は店舗によって異なるとされているので、出発時に単価を確認しておくのが確実です。

最後に、返却時刻に間に合いそうにないときの優先順位も決めておきましょう。給油を済ませてから返すか、給油を諦めて時刻を守るか、という場面です。

答えはまず店舗へ連絡するです。各社の公式サイトには、契約期間を無断で延長した場合の事故や損害は補償の対象外になると明記されています。ワンズレンタカーもカルノリレンタカーも、無断延長を補償の適用除外として挙げています。連絡なしに遅れることのリスクは、燃料代の比ではありません。

連絡したうえで、10分程度の給油で間に合うなら入れて戻る。間に合わないなら、給油せずに時刻を守って戻り、燃料代を精算する。この順番なら、無断延長という最も重い問題を避けられます。返却時刻の30分前には現在地と残りの行程を確認しておくと、この判断がしやすくなります。

会社ごとの補償やオプションの考え方をもう少し詳しく見たい場合は、大手と格安の違いを料金と補償の条件で比較した記事が参考になります。レンタカー料金がどんな費用の積み上げでできているかは、基本料金に何がいくら上乗せされるかを分解した記事で整理しました。一律方式の実例を確認したい場合は、ワンズレンタカーの口コミを公式条件で検証した記事で料金表と燃料の規定を並べています。

燃料の扱いは会社ごとに違うので、予約の段階でプランの条件を並べて見るのがいちばん早いです。予約サイトなら同じ日程で複数のレンタカー会社を横断でき、免責補償やオプションの有無もプラン画面で確認できます。返却店舗の場所も先に分かるので、給油するスタンドの目星も付けやすくなりますよ。

じゃらんレンタカーで日程と店舗から料金を調べてみる

レンタカーの満タン返しについてよくある質問

給油のレシートは本当に必要ですか?

必要になる場面があります。トヨタレンタカーの公式サイトには、満タンで返却できなかった場合の燃料代について「お客様が途中で給油された場合は、算出された燃料代から、給油所が発行したレシートの金額を差し引きます」と記載されています。つまり自分で入れた分を証明して、二重に請求されるのを防ぐための書類です。ワンズレンタカーも給油時の領収書の持参を求めています。満タンにできた場合でも、返却手続きが終わるまで保管しておくと安心です。

返却店舗から遠いスタンドで給油してもいいですか?

トヨタレンタカーの公式サイトは「最寄りのガソリンスタンド」で給油するよう案内していますが、距離の数値までは定めていません。ただし遠い場所で入れると、そこから返却店舗までの走行分だけ燃料が減ります。数キロ以内のスタンドを選ぶのが無難です。なおワンズレンタカーのように「指定給油所」と明記している会社もあるため、その場合は自分で選んだスタンドが認められない可能性があります。出発時に店舗へ確認しておくのが確実です。

満タンにしないで返すといくらかかりますか?

会社によって計算方法が違います。トヨタレンタカーは「走行距離÷車種ごとの実燃費×店舗ごとの燃料単価」で算出し、途中給油分のレシート金額を差し引く方式です。一方ワンズレンタカーは、燃料計の針の位置で金額が決まる一律方式で、満を下回り2分の1までなら5,500円、2分の1を下回るなら11,000円(いずれも税込)と定められています。一律方式では実際の減り具合に関係なく同額になるため、走行距離が短いほど割高になります。

ハイブリッド車も満タンにする必要がありますか?

会社によっては不要にできます。トヨタレンタカーには「ハイブリッド燃費精算」という仕組みがあり、走行距離と燃費実績から算出した燃料代を支払うことで満タン返却が不要になります。車のディスプレイに表示される平均燃費を使って精算するため、エコドライブをするほど燃料代が抑えられるとされています。料金は店舗によって異なるので、利用する店舗へお問い合わせください。ハイブリッド車以外は満タン返しが原則です。

燃料の種類を間違えて入れたらどうなりますか?

補修費は自己負担になります。各社の公式サイトには、補償が適用されないケースとして「給油時の燃料種別の間違いにより生じた補修費」が明記されています。ワンズレンタカー、カルノリレンタカー、100円レンタカーのいずれも同様の記載があります。修理が必要になれば、その期間の営業補償であるNOCも発生する可能性があります。給油口のフタの裏や給油口周りに燃料の種類が表示されているので、入れる前に必ず確認してください。

レンタカーの満タン返しで迷わないための整理

ここまでの内容をまとめます。

満タン返しは、車を満タンで貸して満タンで返すという契約上の条件です。返却時の燃料量を客観的に判定できる基準がそれしかないため、各社がそろって採用しています。給油は返却店舗の最寄りで行い、レシートは途中給油分を証明する書類として保管する。ここまでが原則です。

返却前に確認したい4点

  • 返却店舗の近くに、その時間に開いているスタンドがあるか
  • 燃料の種類(レギュラー・ハイオク・軽油)を給油口で確認したか
  • オートストップが働いた時点で給油を止めたか
  • レシートを受け取り、返却手続きが終わるまで持っているか

そして、満タンにできなかったときの精算は会社によって2方式に分かれます。走行距離から計算する方式なら実際に使った分に近い金額で収まりますが、針の位置で決まる一律方式では、少ししか減っていなくても定額を請求されます。走行距離が短い利用ほど、満タン返しを省いたときの損が大きくなるのはこのためです。

返却が早朝や深夜になる予定なら、前日のうちに満タンにしておく。ハイブリッド車を借りるなら、燃費精算が使えるかを出発時に聞いておく。この2つを段取りに入れておけば、返却前に慌てることはほとんどなくなると思います。

なお、燃料代の計算方法や金額は改定されることがありますので、正確な情報は各社の公式サイトをご確認ください。実際の精算額や適用の可否については、借りた店舗にご確認のうえでご判断くださいね。旅程を組む段階で給油の時間まで見込んでおけば、返却当日の負担はぐっと軽くなりますよ。

次に借りるときの下調べには、補償やオプションまで含んだ表示価格で複数社を並べられる予約サイトが便利です。燃料の扱いはプランの詳細に書かれていることが多いので、総額と一緒に目を通しておくと返却時の想定外を減らせます。表示内容は変わりますので、最終的な条件は各社の公式サイトで確かめてくださいね。

たびらいレンタカーで補償込みの総額を横断で比べる