レンタカーを1週間・2週間借りる料金!週単位で安くする
こんにちは。UNOWNED でレンタル・サブスクを調べているいつきです。
帰省、出張、車検の代車、引っ越しの前後。1週間や2週間だけ車が必要になる場面は意外とあります。そこで「レンタカーでいいか」と考えるわけですが、料金を計算してみると想像より高くつくことがあります。
理由は料金体系にあります。レンタカーは24時間までの料金に、以後1日ぶんを足していく積み上げ方式です。週や月の定額があるわけではないので、日数が伸びるほど総額はまっすぐ増えていきます。
この記事では、公式の料金表から1週間・2週間の総額を実際に計算し、それを安くする方法と、別の借り方に切り替えるべき分かれ目を整理しました。数字を並べると、判断はかなりはっきりします。
- レンタカーの料金が日数でどう積み上がるかの仕組み
- 1週間と2週間を借りたときの総額の目安
- 週単位の利用を安くする具体的な方法
- マンスリーレンタカーやカーリースに切り替える分かれ目
レンタカーの料金は日数でどう積み上がるか
まず仕組みからです。ここを押さえると、何日目からどう高くなるかが自分で計算できるようになります。会社ごとの料金表は数字が違うだけで、構造は共通しているので、1社ぶんの読み方を覚えれば他社にもそのまま使えます。
短時間の利用と長期の利用では、同じ料金表でも効いてくる部分が変わります。半日のドライブなら6時間までの料金を見ますが、1週間以上なら見るべきは「以後1日」の単価です。総額のほとんどをこの数字が決めるためです。
逆に言えば、長期で比較するときに初日の料金だけを見比べても意味がありません。2日目以降の単価が安い会社が、1週間では強いということになります。この視点で料金表を読むと、会社ごとの差が見えやすくなります。
24時間までと以後1日で積む仕組み
ニッポンレンタカーの公式サイトによると、同社の基本料金は6時間まで/12時間まで/24時間までの3段階で設定されています。そして24時間を超えると、「以後1日毎に」または「以後1時間毎に」料金が加算されます。
おもしろいのは、この2つの扱いです。同社は、超過時間によって「以後1日毎に」と「以後1時間毎に」のどちらか安いほうの料金が適用されると案内しています。数時間の超過なら時間単位、それを超えれば日単位、と自動で切り替わる仕組みですね。
公式に掲載されている料金例で見てみます。スタンダードクラス(フィット、カローラなど)の標準コース、ニッポンレンタカーメンバーズクラブ料金の場合です。金額そのものより、区分の並び方に注目してください。
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| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 6時間まで | 5,830円 |
| 12時間まで | 6,490円 |
| 24時間まで | 8,030円 |
| 以後1日毎に | 6,490円 |
| 以後1時間毎に | 1,100円 |
注目したいのは、初日の8,030円より2日目以降の6,490円のほうが安いという点です。長く借りるほど1日あたりの平均は下がるということになります。ただし下がるのは平均であって、総額は日数ぶんきっちり増えていきます。
もうひとつ、6時間・12時間の区分は長期利用では関係なくなります。返却が最終日の午前中でも、その日は「以後1日」として1日ぶんが加算される会社と、超過時間で計算される会社があります。ニッポンレンタカーは安いほうを適用すると案内しているので、最終日の返却が早ければ時間単位で済む場合もあるということですね。
この積み上げ方は5日程度までの連泊でも同じで、その範囲の相場は1泊2日から4泊5日までの早見表と計算式をまとめた記事で扱いました。ここではその先、1週間以上を見ていきます。
1週間と2週間の総額を計算する

上の料金例をそのまま使って、実際に計算してみます。式は単純で、24時間までの料金+以後1日の料金×(日数−1)です。
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| 期間 | 計算式 | 基本料金の総額 | 1日あたり |
|---|---|---|---|
| 3日間 | 8,030+6,490×2 | 21,010円 | 約7,003円 |
| 1週間(7日) | 8,030+6,490×6 | 46,970円 | 約6,710円 |
| 10日間 | 8,030+6,490×9 | 66,440円 | 約6,644円 |
| 2週間(14日) | 8,030+6,490×13 | 92,400円 | 6,600円 |
1週間で46,970円、2週間で92,400円。これは基本料金だけの数字で、免責補償やオプション、燃料代は含まれていません。予約画面で最初に見える金額はここなので、実際の支払いはもう少し上振れすると考えてください。
1日あたりを見ると、3日間の約7,003円から2週間の6,600円まで、下がってはいます。ただ下げ幅は400円ほど。日数を倍にしても1日あたりはほとんど変わらないのが、この料金体系の特徴です。ここが週単位・月単位の定額プランとの決定的な違いになります。
免責補償を足すと、差はさらに開きます。免責補償は日数単位で計算されるのが一般的なので、仮に1日1,500円と置くと、1週間で10,500円、2週間で21,000円が上乗せされる計算です。基本料金と合わせると1週間で57,470円、2週間で113,400円。2週間で10万円を超える水準になります。この1,500円はあくまで説明用に置いた仮の数字で、実際の金額は会社と車種クラスによって変わります。
なお、この料金例はメンバーズクラブ料金・標準コースの前提です。会員でない場合や車種クラスが違えば金額は変わります。総額の構成要素については基本料金に何がいくら上乗せされるかを整理した記事を参照してください(出典:ニッポンレンタカー 車種・料金)。
週単位で安くする3つの方法

1週間で46,970円という基本料金を下げる手は、予約を早める、格安系の会社に替える、借りる時期をずらすの3つです。どの手も1日ごとに積み上がる料金に効くため、7日、14日と借りる日数を重ねるたびに差額が膨らんでいきます。
ただし3つは性質が違います。早割は予約の早さ、格安系は借りる会社、時期の調整は利用日にかかわる手なので、日程をどこまで動かせるかで選べるものが変わります。ニッポンレンタカーの早割には会員であることや予約の方法に条件があり、格安系では営業時間や補償の扱いまで確かめる必要があります。時期については、ハイシーズンに加えて、降雪地域の冬期にも別料金を設けている会社があります。
この章では、早割の割引率がどの料金を起点にしているか、格安系で長期の単価差がいくら開くか、ハイシーズンの対象期間が行き先でどう違うかを順に確かめます。
早割は日数が長いほど効き幅が大きい
ニッポンレンタカーは日数の区切りごとに3つの早割プランを公表しています。割引は基本料金にかかるので、借りる日数が長いほど金額の差が開きます。
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| プラン | 予約の期限 | 割引率 | 割引の起点 |
|---|---|---|---|
| 早割45 | 出発の45日前まで | 最大40%OFF | 一般料金(定価)の標準コース |
| 早割30 | 出発の30日前まで | 最大30%OFF | 同上 |
| 早割14 | 出発の14日前まで | 約20%OFF | 同上 |
ここは計算を間違えやすいところです。早割の割引率は「一般料金(定価)」に対するもので、先ほど計算に使った8,030円はすでに会員割引が入ったメンバーズクラブ料金です。公式の会員ページには、スタンダードクラス24時間の一般(非会員)料金が8,910円、メンバーズクラブ料金が8,030円(約10%OFF)と併記されています。46,970円に40%を掛けても、実際に適用される金額にはなりません。割引後の実額は予約画面で確認してください。
それでも方向性ははっきりしています。基本料金に対する割引なので、1泊2日なら数千円の話が、1週間だと万単位になる。長期利用ほど、予約のタイミングが金額に直結します。2週間ならその倍近い幅で効いてくる計算です。
もう1つ、同社は会員限定プランとして週末プラン(土曜日・日曜日に出発する利用で約25%OFF)も案内しています。こちらも一般料金(定価)との比較です。土日発の日程なら、早割と条件を見比べてみてください。
ただし条件があります。3プランともニッポンレンタカーメンバーズクラブの会員限定で、ネットまたはアプリからの予約に限られ、支払いはネットクレジット決済のみ。他のキャンペーンとの併用もできません。加えて、ハイシーズン期間はハイシーズン料金が基準になって割引率が縮み、早割14はハイシーズン対象外です。12/29〜2027/1/1も対象外とされています。
早割45は対象地域が一部店舗限定とされています。割引率が最も高いプランですが、どこでも使えるわけではありません。行き先の営業所が対象かどうかは、公式サイトの対象営業所一覧で確認してください(出典:ニッポンレンタカー 早割プラン)。
割引の併用可否と適用の順番については安く借りる方法を割引の組み合わせから整理した記事で扱っています。
格安系は長期の単価が最初から低い
2つ目の手が、格安系レンタカーへの切り替えです。大手が「24時間+以後1日」で積み上げるのに対し、格安系は最初から低い単価を提示していることが多く、長期になるほど差が開きます。
ただし安さには理由があります。車両が年式の古いものになる、店舗が駅から離れている、営業時間が短い、補償が別料金になる、といった条件がセットになりがちです。1週間ずっと使う車なので、安さだけで決めると使い勝手で困る場面が出てきます。
とくに効いてくるのが営業時間です。1日だけなら「その日に合わせる」で済みますが、1週間となると受け取りと返却の2回とも都合を合わせることになります。早朝出発や夜間返却ができない店舗だと、前後の1日を余分に借りる羽目になり、せっかくの単価差が消えることもあります。
実際の条件がどうなっているかは、個別に検証した記事があります。1日800円という料金に付く条件を公式料金で検証した記事と、24時間2,200円に付く3つの条件をまとめた記事を見比べると、格安系がどこで採算を取っているかが分かります。
単価の差を計算しておきます。2日目以降の単価が6,490円の会社と、仮に3,000円の会社があったとすると、7日間で6日ぶんの差は3,490円×6=20,940円。1週間でこれだけ開きます。格安系を検討する価値がいちばん大きいのが、この長期の帯だということです。
長期で借りるなら、確認したいのは次の4点でしょうか。
- 免責補償が料金に含まれるか、別料金か
- 走行距離の制限があるか
- 営業時間と、返却が時間外になった場合の扱い
- 車両の年式やクラスが選べるか
ハイシーズンと冬期は別料金が乗る
3つ目は時期です。ニッポンレンタカーの料金案内には、地域ごとに指定されたハイシーズン期間には別料金が適用されると明記されています。加えて、降雪地域(スタッドレスタイヤ標準装備地域)の冬期利用には「冬期シーズン料金」が加算されるとも書かれています。
1週間の利用では、この加算が7日ぶん効いてきます。1日あたり数百円の差でも、週で数千円。ハイシーズンをまたぐ日程なら、前後にずらせないかを一度検討する価値があります。
ハイシーズンの期間は各社が公表しています。参考までに、オリックスレンタカーが公表している区分では、北海道と沖縄の夏季は7月1日から8月31日まで丸ごと対象で、それ以外の地域はお盆前後の十数日だけが対象でした。同じ8月でも、行き先で扱いがまったく違うということです。
逆に言えば、通常期の平日を含む1週間なら、料金は素直な水準に収まります。日程に自由度があるなら、ここが最も手軽に効くレバーです。
割引や会社を切り替える前に、実際の見積もりを1つ出しておくと判断が早くなります。じゃらんレンタカーは日時とクラスを指定して人気レンタカー会社を横断検索できるので、長期の日程でいくらになるかをまとめて確認できます。
1週間を超えたら別の手段と比べる
通常のレンタカーで1週間を超えて借りるなら、ほかの借り方の料金と並べてから決めるのが、この章の結論です。1日あたりに直すと、1週間から2週間の計算例は6,600円から6,700円台なのに対し、マンスリーレンタカーは約1,000円から3,000円が相場です。そのため、7日間で46,970円、14日間で92,400円という通常のレンタカーの総額は、マンスリーで軽やコンパクトカーを1か月借りる相場に並ぶか、それを上回ります。
ただし、金額だけで乗り換えを決められるわけではありません。マンスリーやカーリースは、通常のレンタカーより自由がきかない代わりに単価を抑えた借り方で、借りられる車や契約の長さに制約が付きます。
この章では、マンスリーの相場を通常のレンタカーの計算例と並べ、車種を選べなくても困らないのはどんな用途かを確かめます。続いて、カーリースが候補に入るのはどのくらいの期間からかを、契約の縛りと単価の関係から整理します。
マンスリーレンタカーの相場と重なる
マンスリーレンタカーは、1か月単位で車を借りるサービスです。長期利用を前提に料金が組まれているので、日割りの単価が通常のレンタカーよりかなり低くなります。車を回転させる前提の通常レンタカーと違い、1台を長く貸し続けられるぶん、事業者側の手間が減るためです。
一般に紹介されている相場は、軽自動車でおよそ3〜5万円、コンパクトカーでおよそ4〜9万円といったところです。あくまで目安ですが、この水準と先ほどの計算を並べてみます。
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| 借り方 | 期間 | 金額の目安 | 1日あたり |
|---|---|---|---|
| 通常のレンタカー(計算例) | 1週間 | 46,970円 | 約6,710円 |
| 通常のレンタカー(計算例) | 2週間 | 92,400円 | 6,600円 |
| マンスリーレンタカー(相場) | 1か月 | 軽3〜5万円/コンパクト4〜9万円 | 約1,000〜3,000円 |
並べると差がはっきりします。通常のレンタカーで1週間借りる金額が、マンスリーの軽自動車1か月ぶんと同じ水準になっています。2週間なら、コンパクトカーのマンスリー1か月を超える計算です。
もちろん条件は違います。マンスリーは車種を選びにくい、受け渡しの店舗が限られる、途中解約の扱いが会社ごとに違う、といった制約があります。年式の古い車両が中心になることも多く、旅行で使う車としては物足りなく感じるかもしれません。
ただし用途で考えると、話が変わります。車検の代車、単身赴任の足、引っ越しの前後、けがで公共交通が使いにくい期間。こうした「移動できればいい」用途では、車種が選べないことはほとんどデメリットになりません。旅行以外で1週間以上車が必要なら、マンスリーレンタカーは最初に見るべき選択肢です。
それでも1週間を超えるあたりから、比較しないという選択肢はなくなると考えていいでしょう。
カーリースは1年以上が前提
もう1つの選択肢がカーリースです。こちらは月額を払って数年単位で車を使う仕組みで、車検や税金が月額に含まれるプランもあります。
ただし契約期間が長く、途中解約には違約金がかかるのが一般的です。1週間や2週間の話をしている段階では、検討の対象になりません。一般に、1年以上使う予定があるならカーリース、数か月ならマンスリーという整理がされています。
期間と縛りの関係を並べると、こうなります。通常のレンタカーは縛りゼロで単価が最も高い。マンスリーは1か月単位の契約で単価が中間。カーリースは数年の契約で単価が最も低い。自由度と単価は、きれいに反比例しているということですね。どこまで縛られてよいかが決まれば、選ぶべき手段も決まります。
そもそも車を持つべきかどうかという視点なら、維持費の総額と比べるのが筋です。所有した場合にかかる費用の内訳は税金・保険・車検の差から損益分岐を計算した記事にまとめてあります。
1年以上使う前提が固まっているなら、カーリースの見積もりも1つ取っておくと比較の軸がそろいます。オリコで乗ーるは月々定額に税金や車検基本料まで含める形なので、レンタカーやマンスリーの総額とそのまま並べられます。
期間ごとの選び方の分かれ目

どの借り方を選ぶかは、必要な日数でおおよそ決まります。5日に収まるなら通常のレンタカーで十分で、1か月を超えるならマンスリーレンタカーが軸になり、その間の1週間から2週間は見積もりを並べて決める、という3段階で考えると迷いにくくなります。
根拠は日数と総額の関係です。これまでの計算例に当てはめると、5日間の基本料金は3万円台で済みますが、30日間では196,240円となり、マンスリーの月額相場の2倍を超えます。1週間から2週間では、通常のレンタカーの総額とマンスリー1か月分の金額が重なるため、どちらが安いかは見積もりを並べてみないと分かりません。
この章では3つの期間帯を順に取り上げ、それぞれの帯で向く借り方と、マンスリーやカーリースに移る目安を確かめます。1週間から2週間については、早割が使えるか、車種を指定したいかなど、あえて通常のレンタカーにする場合の条件も具体的に挙げます。
5日までは通常のレンタカー
5日以内なら、通常のレンタカーで問題ありません。先ほどの計算例だと5日間は8,030+6,490×4=33,990円。総額は3万円台に収まりますし、車種を選べて、店舗も選べます。手続きも当日で完結します。
この範囲では、安くする手段も限られます。早割を使うか、格安系にするか、時期をずらすか。別の借り方に切り替えるメリットが、手続きの手間を上回らないのがこの帯です。マンスリーの受け渡し店舗まで往復する時間を考えれば、数千円の差なら通常のレンタカーで済ませたほうが合理的でしょう。
短時間・近距離が中心なら、カーシェアという選択肢もあります。どこで損益が分かれるかは時間と距離で見る損益分岐点を計算した記事で数字を出しました。
1週間から2週間は比較が要る
ここが判断の分かれ目です。通常のレンタカーで4〜9万円、マンスリーレンタカーなら1か月で3〜9万円。期間が短いのに金額が変わらないという逆転が起きます。しかも比べているのは、片方が7日から14日、もう片方が30日。使える日数で割れば、1日あたりの差はさらに開きます。
この帯で判断を誤りやすいのは、「1週間だけだから」という感覚です。期間が短いほど安いはずだ、という直感が働くのですが、料金体系が違う商品どうしを比べる場面では、その直感が効きません。期間の長短ではなく、総額そのものを並べるのが正しい比べ方です。
それでも通常のレンタカーを選ぶ理由があるとすれば、こんな場合です。
- 早割45が使えて、40%引きになる日程で予約できる
- 車種やクラスを指定したい
- マンスリーの受け渡し店舗が遠く、往復の手間が金額差を食う
- 途中で日程が変わる可能性があり、柔軟に取り消したい
逆にこれらが当てはまらないなら、マンスリーレンタカーの見積もりを1件は取ってみる。それだけで数万円の判断材料になります。見積もりを取るのに費用はかかりませんし、条件が合わなければ通常のレンタカーに戻せばいいだけです。比べないまま予約するのが、いちばん損をしやすい選択になります。
1か月以上はマンスリーが基本
1か月を超えるなら、通常のレンタカーで積み上げる理由はほぼありません。単価が下がりきらないまま総額だけが伸びるためです。延長を繰り返して結果的に1か月を超えた、という形がいちばんもったいない使い方になります。
数字で確かめておきます。通常のレンタカーで30日間借りると、8,030+6,490×29=196,240円。マンスリーの相場が軽で3〜5万円、コンパクトで4〜9万円ですから、通常のレンタカーはその2倍から6倍台という水準です。ここまで開くと、条件の違いで埋まる差ではありません。
この帯ではマンスリーレンタカーが基本線になり、さらに1年以上ならカーリースが視野に入ります。期間が延びるほど、契約の縛りと引き換えに月額が下がるという関係になっています。
自分がどのくらいの期間で車を必要とするのかを、先に確定させておくこと。それが結局いちばん効きます。期間が読めないなら、まず1か月単位で押さえて、必要なら延長する。通常のレンタカーで延長を重ねるより、はるかに安く収まります。
比べるときは、補償やオプションを含んだ金額で並べるのが鉄則です。たびらいレンタカー予約はカーナビ・消費税・ETC車載器・免責補償費を含んだ価格で表示されるので、長期の総額を見比べる用途に向いています。
長期で借りるときの実務の注意
最後に、1週間以上借りるときに引っかかりやすい点をまとめておきます。金額とは別に、段取りで損をしないための話です。
金額の比較で満足してしまうと、当日や返却時につまずきます。ここで挙げる4点は、いずれも見積書の金額には出てこないのに、実際の使い勝手や総額に影響する項目です。
まず、予約の上限期間です。ニッポンレンタカーはネット予約で返却日が210日先までとしたうえで、レンタル可能期間は1か月以内と明記しています。1か月前後を超える利用については営業所へ相談するよう案内されているので、ネットだけで押さえられる長さには上限がある、ということですね。1か月に近い日数を考えているなら、はじめから店舗に条件を聞いたほうが早いかもしれません。
次に、早割を使ったときの変更制限です。同社の早割は、出発日の45日前・30日前・14日前をそれぞれ過ぎると予約変更ができなくなり、取り消して取り直すことになると明記されています。長期の予定は動きやすいので、安く取れたぶん動かしにくくなる点は頭に入れておいてください。取り直しになれば、そのときの空き状況と料金が適用されますし、キャンセル料の発生時期に入っていれば手数料もかかります。
長期利用で見落としやすいのが免責補償の日数ぶんの加算です。免責補償やNOC補償は日数単位で計算されるのが一般的なので、1週間なら7日ぶん、2週間なら14日ぶん乗ってきます。基本料金だけで比較すると、総額が1万円以上ずれることもあります。見積もりは必ず補償込みで並べてください。
長期で借りると、返却時のガソリン代もまとまった額になります。1週間で500km走れば、燃費15km/Lの車で約33L。満タン返しのルールがある以上、これも総額の一部です。基本料金の比較だけで決めると、後から効いてきます。
走行距離の制限も確認しておきたい項目です。大手の一般的なプランでは距離無制限が多いものの、格安系やマンスリーでは月間の上限が設定されていることがあります。1週間で長距離を走る予定があるなら、超過分の単価まで見ておいてください。乗り捨てを使う場合も、営業所間の距離によって手数料が変わります。
もう1点、途中返却の扱いです。予定より早く返しても、日数ぶんが単純に返ってくるとは限りません。中途解約の手数料を定めている会社があります。日程が固まっていない段階で長めに押さえるのは、思ったほど安全な選択ではないということです。
レンタカーの1週間・2週間利用のよくある質問(FAQ)
レンタカーを1週間借りるといくらですか?
ニッポンレンタカーが公表しているスタンダードクラスの料金例(24時間まで8,030円、以後1日毎に6,490円/メンバーズクラブ料金・標準コース)で計算すると、7日間の基本料金は46,970円になります。これは基本料金のみで、免責補償・オプション・燃料代は含まれません。車種クラスや会員種別、時期によって金額は変わります。
レンタカーに1週間単位の定額プランはありますか?
大手の標準的な料金体系は「24時間まで」の料金に「以後1日毎に」を足す積み上げ方式で、週単位の定額は設けられていないのが一般的です。長期向けの定額を求めるなら、マンスリーレンタカーのように1か月単位で契約するサービスが該当します。安くしたい場合は、早割などの割引プランを併せて確認してください。
2週間ならマンスリーレンタカーのほうが安いですか?
金額だけを見ると、そうなる可能性が高いです。通常のレンタカーで2週間の基本料金が92,400円になる計算例に対し、マンスリーレンタカーの1か月の相場は軽自動車でおよそ3〜5万円、コンパクトカーでおよそ4〜9万円と紹介されています。ただし車種の選択肢や受け渡し店舗、途中解約の条件が異なるため、見積もりを取って条件込みで比べてください。
早割は1週間の利用でも使えますか?
使えます。ニッポンレンタカーの早割は出発日からの日数で区分されるプランなので、利用日数の長さは条件になりません。むしろ基本料金に対する割引なので、日数が長いほど金額の差が大きくなります。ただしメンバーズクラブ限定・ネット/アプリ予約限定・ネットクレジット決済限定などの条件があり、ハイシーズンは割引率が縮むか対象外になります。
ネット予約で1か月以上借りられますか?
ニッポンレンタカーはネット予約について、レンタル可能期間を1か月以内としています。1か月を超える利用を希望する場合は、利用する営業所へ相談するよう案内されています。1か月を超える見込みがあるなら、最初からマンスリーレンタカーを扱う会社を含めて比較したほうが早いです。
まとめ|1週間以上なら計算してから決める
数字を並べておきます。
- 料金の仕組み:24時間までの料金+以後1日×(日数−1)。超過が短ければ時間単位が適用される
- 計算例:1週間46,970円/2週間92,400円(スタンダードクラス・基本料金のみ)
- 1日あたり:3日間で約7,003円、2週間で6,600円。日数を伸ばしても大きくは下がらない
- 安くする手:早割(45日前で最大40%OFF)/格安系への切り替え/ハイシーズンと冬期を避ける
- 比較の対象:マンスリーレンタカーの相場は1か月で軽3〜5万円・コンパクト4〜9万円
- 分かれ目:5日までは通常のレンタカー/1〜2週間は比較必須/1か月以上はマンスリー/1年以上はカーリース
- 実務:ネット予約のレンタル可能期間は1か月以内。早割は期限を過ぎると変更不可
ひとことでまとめるなら、5日を超えたら、電卓を1回叩いてから予約する。それだけです。式は「24時間までの料金+以後1日×(日数−1)」だけなので、公式サイトの料金例を見れば1分で出ます。
その数字が3万円を超えてきたら、マンスリーレンタカーの見積もりを1件取ってみてください。条件が合えば同じ金額で4倍の期間使えますし、合わなくても「比べたうえで通常のレンタカーを選んだ」という納得が残ります。判断の材料を持たないまま延長を重ねるのが、いちばん高くつく形です。
もうひとつだけ。日程が確定しているなら、早割の期限から逆算して予約日を決めてしまうのがおすすめです。45日前という区切りは、旅行や帰省なら十分に間に合う長さですし、そこで押さえるだけで1週間ぶんの基本料金が4割変わります。早く決めるほど安いのに、直前まで動かせる自由も残せる——そんな都合のいい話はありませんが、キャンセル無料の期限まで含めて設計すれば、かなり近いところまでは寄せられます。
なお、この記事の金額は各社が公表している料金例と、一般に紹介されている相場をもとに計算した試算です。実際の請求額ではありません。料金は車種クラス・会員種別・時期・地域・営業所によって変わり、改定されることもあります。とくに割引プランは適用の起点となる料金が定価か会員料金かで結果が変わるため、最終的な金額は必ず予約画面と公式の料金表でご確認ください。契約や支払いに関わる判断は、利用する会社の案内に従ってください。